7月3日
お醤油消費量の多い朝ご飯をいただいて広河原温泉を出発。
帰りは米沢に近い羽前小松駅まで送っていただく。
ここは井上ひさしの出身地ということで駅にミニミュージアムがあって、ひょっこりひょうたん島のキャラクターの編みぐるみが飾られている。
米沢には11時半に着いたが、次の宿のお迎えは14時。
そこで時間つぶしに以前にも行ったことのある上杉博物館へ行こうと市内循環バスに乗る。
一律200円の市民バスに描かれているのは米沢出身のますむらひろしの猫のヒデヨシ君だ。
バスは遠回りしながらも10分で上杉神社前に到着。
米沢は初めての友人に「上杉鷹山の闘い」を見せ、上杉本洛中洛外図屏風のバーチャル展示を楽しんでもらう。
米沢で観光と言えばここしかないのだが、上杉博物館は良く工夫されていて楽しい。
帰路にはバスから目についたお蕎麦屋さんで途中下車してお昼。
太い田舎そばよりデザートのつもりで頼んだずんだもちがおいしかったが、これは2人でシェアしても多かった。
約束の時間ピッタリに米沢駅前に戻ると、宿の車が待っていてくれた。
途中、市内にある旅館オーナーの「本宅」にちょっと立ち寄り、そこから車は山道へ。
途中の看板によれば米沢市内から今夜の宿までは16キロのようだが、標高はどんどん上がり
市道だと言う道は舗装されてはいるものの、すれ違いはほぼ不可能な細い道。しかも昨日の広河原温泉への道より切り立った斜面が多くて、普段はめったに対向車は来ないというところをこの日はなんと3台もすれちがい。
切り返しの必要なヘアピンカーブも何か所かあって、もちろん途中に人家などはまったくない。
40分ほどかかって車は1200mの山の頂上を越え、そこからわずかに下った所で停車。
「宿はこの先の道をずっと下った所にありますが、ここからは歩いてください」、とちょうど激しくなった雨の中に降ろされる。
うっそうと茂る緑の中を下る道はかなりの急こう配。すべって転げ落ちないよう気を付けながら歩き、最後はつり橋を渡って15分。
やっと「大平(おおだいら)温泉 滝見屋」に到着。
昨日もすごいと思ったが、ここはそれ以上の秘湯かもしれない。
ロビー脇の階段を上って通されたのは本館2階の8畳間。部屋はかなり古いし、廊下にあるトイレや洗面所もクラシックな造り。部屋はおろか館内のどこにもテレビはないし、電話も衛星電話しか通じないようだが、自家発電で一晩中電気が点いているだけでもこのロケーションを考えればすごいこと。
窓の外には川がかなりの音をたてて流れ、真下には露天風呂が並んでいるのが見えるが、男性用露天はとても開放的な造りなので、どなたかが入っていると目のやり場に困ってしまう。
お迎え菓子のずんだ餡入りそばだんごと、インドネシアから持ち帰ったルワックコーヒーで一息入れているうちに雨が止んだので、露天風呂へ出撃。
表玄関を出てちょっと降りると、一番手前に男性用露天、
次に女性用、貸し切り、混浴の打たせ湯と並んでいるが、本日は我々の他はご夫婦が一組と男性一人だけなのでどこも入り放題。
雰囲気の一番いい貸し切りに入ってみるとかけ流しのお湯は42℃ほどの適温。カルシウム・硫酸塩泉というお湯は無色透明でなめてみても癖がなく、においもほとんどしないが肌に柔らかくてとてもいい。
ついで打たせ湯に行ってみると、こちらの方は硫黄の香りがちょっとして、肩に落ちる水の勢いもぴったり。
後で入った内湯の方は露天よりも硫黄の香りが強く、湯船の底には湯花が少し沈殿していたが、宿のご主人によると内湯と露天は同じ泉質。取水の仕方がちょっと違うだけで、露天は内湯、貸し切り、女性用、男性用の順に流しているのだそうだ。
熱いお湯を水の中を通したパイプで冷ましているとのことで温度管理は大変そうだが、「このお湯に浸かっていれば化粧水もいりませんよ」とお湯自慢が頼もしい。
ところで貸切露天から川を覗くと奥の方にはなにやら石碑が建っている。
よく見ると「最上川源流」と書いてあり、宿の2階の窓から見ると石碑の上の方には滝も見える。「火焔の滝」というこれが源流になるそうで、宿の名前もこの滝にちなんでいるとか。
お湯を堪能し、周りをちょっと散歩しているうちに18時の夕食の時間。
食事処で出されたものは山菜に岩魚と昨晩とほぼ同じ食材だが、こちらの方が野菜類が多く、味付けも繊細で女性的なお料理。デザートのミルク・ババロアまでおいしくいただく。
テレビもない長い夜はおしゃべりをしてお風呂に入って、ずいぶん早く寝てしまったが標高1000mは涼しくてよく眠れた。
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お醤油消費量の多い朝ご飯をいただいて広河原温泉を出発。
帰りは米沢に近い羽前小松駅まで送っていただく。
ここは井上ひさしの出身地ということで駅にミニミュージアムがあって、ひょっこりひょうたん島のキャラクターの編みぐるみが飾られている。
米沢には11時半に着いたが、次の宿のお迎えは14時。
そこで時間つぶしに以前にも行ったことのある上杉博物館へ行こうと市内循環バスに乗る。
一律200円の市民バスに描かれているのは米沢出身のますむらひろしの猫のヒデヨシ君だ。
バスは遠回りしながらも10分で上杉神社前に到着。
米沢は初めての友人に「上杉鷹山の闘い」を見せ、上杉本洛中洛外図屏風のバーチャル展示を楽しんでもらう。
米沢で観光と言えばここしかないのだが、上杉博物館は良く工夫されていて楽しい。
帰路にはバスから目についたお蕎麦屋さんで途中下車してお昼。
太い田舎そばよりデザートのつもりで頼んだずんだもちがおいしかったが、これは2人でシェアしても多かった。
約束の時間ピッタリに米沢駅前に戻ると、宿の車が待っていてくれた。
途中、市内にある旅館オーナーの「本宅」にちょっと立ち寄り、そこから車は山道へ。
途中の看板によれば米沢市内から今夜の宿までは16キロのようだが、標高はどんどん上がり
市道だと言う道は舗装されてはいるものの、すれ違いはほぼ不可能な細い道。しかも昨日の広河原温泉への道より切り立った斜面が多くて、普段はめったに対向車は来ないというところをこの日はなんと3台もすれちがい。
切り返しの必要なヘアピンカーブも何か所かあって、もちろん途中に人家などはまったくない。
40分ほどかかって車は1200mの山の頂上を越え、そこからわずかに下った所で停車。
「宿はこの先の道をずっと下った所にありますが、ここからは歩いてください」、とちょうど激しくなった雨の中に降ろされる。
うっそうと茂る緑の中を下る道はかなりの急こう配。すべって転げ落ちないよう気を付けながら歩き、最後はつり橋を渡って15分。
やっと「大平(おおだいら)温泉 滝見屋」に到着。
昨日もすごいと思ったが、ここはそれ以上の秘湯かもしれない。
ロビー脇の階段を上って通されたのは本館2階の8畳間。部屋はかなり古いし、廊下にあるトイレや洗面所もクラシックな造り。部屋はおろか館内のどこにもテレビはないし、電話も衛星電話しか通じないようだが、自家発電で一晩中電気が点いているだけでもこのロケーションを考えればすごいこと。
窓の外には川がかなりの音をたてて流れ、真下には露天風呂が並んでいるのが見えるが、男性用露天はとても開放的な造りなので、どなたかが入っていると目のやり場に困ってしまう。
お迎え菓子のずんだ餡入りそばだんごと、インドネシアから持ち帰ったルワックコーヒーで一息入れているうちに雨が止んだので、露天風呂へ出撃。
表玄関を出てちょっと降りると、一番手前に男性用露天、
次に女性用、貸し切り、混浴の打たせ湯と並んでいるが、本日は我々の他はご夫婦が一組と男性一人だけなのでどこも入り放題。
雰囲気の一番いい貸し切りに入ってみるとかけ流しのお湯は42℃ほどの適温。カルシウム・硫酸塩泉というお湯は無色透明でなめてみても癖がなく、においもほとんどしないが肌に柔らかくてとてもいい。
ついで打たせ湯に行ってみると、こちらの方は硫黄の香りがちょっとして、肩に落ちる水の勢いもぴったり。
後で入った内湯の方は露天よりも硫黄の香りが強く、湯船の底には湯花が少し沈殿していたが、宿のご主人によると内湯と露天は同じ泉質。取水の仕方がちょっと違うだけで、露天は内湯、貸し切り、女性用、男性用の順に流しているのだそうだ。
熱いお湯を水の中を通したパイプで冷ましているとのことで温度管理は大変そうだが、「このお湯に浸かっていれば化粧水もいりませんよ」とお湯自慢が頼もしい。
ところで貸切露天から川を覗くと奥の方にはなにやら石碑が建っている。
よく見ると「最上川源流」と書いてあり、宿の2階の窓から見ると石碑の上の方には滝も見える。「火焔の滝」というこれが源流になるそうで、宿の名前もこの滝にちなんでいるとか。
お湯を堪能し、周りをちょっと散歩しているうちに18時の夕食の時間。
食事処で出されたものは山菜に岩魚と昨晩とほぼ同じ食材だが、こちらの方が野菜類が多く、味付けも繊細で女性的なお料理。デザートのミルク・ババロアまでおいしくいただく。
テレビもない長い夜はおしゃべりをしてお風呂に入って、ずいぶん早く寝てしまったが標高1000mは涼しくてよく眠れた。
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