Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

中央アジア花の旅 4 サリチェレック自然保護区

2016-07-19 19:20:05 | 中央アジア
4月29日

早朝に目をさましたので朝食の用意ができるまで外をぶらぶら。

  
宿の前には川が流れていて、馬に乗った村人が通る。

庭にも牛や羊がいて、親牛はもう出勤してしまったよう。
 
かわいい仔牛に触ろうとしたら怖がって固まっちゃった。

 台所を覗くとお父さんが料理をしていて
  
目玉焼きが崩れていたのはご愛嬌。自家製のジャムや蜂蜜をおいしくいただく。

9時になって車で出発。
今日一日を過ごすサリチェレック自然保護区への入口は村はずれにあるが
 
門は閉まっていて出勤途中の羊さんたちも待機中。しばらくして係官がやってきたので入場料を払って中に入る。

公園の中は車道が続いていて、高度を上げた途中の展望台から村が見える。
 

さらに上がって行くとリトル・レイクというきれいな湖が出現。
 
 この湖に流れ込む川をさかのぼって行くと
  
標高1,878mにあるサリチェレック湖に到着する。

ここに至る途中ではもちろんアルマジロさんが活躍してくれて
   
斜面いっぱいに咲く背が高くて花弁の尖った花はチューリッパ・カウフマニアナ
 小さなこちらはチューリッパ・デスタジモノイデス 
  
そしてこちらはチューリッパ・ヘテロフィリアと教わるが、どこで見分けるのかは聞きそびれた。

 公園内は車道の他は道らしきものはほとんどないので斜面を好き勝手に上がれるが、失礼ながら若くも細身でもないアルマジロさんの身軽なこと。
ハイキングを甘く見て普通のスニーカーで来てしまったこちらは急斜面でのグリップが悪くて結構ついて行くのに苦労してしまった。

そんな自然保護区でチューリップ以外に見つけた花々。
   
 
  
サクラソウぐらいしか名前がわからないが
 
キンバイもオレンジの濃い方はアルタイ・キンバイ
 普通のスミレと思う物も天山スミレと聞くとありがたみが増す。

お昼はサリチェレック湖畔の東屋で
  宿の肉じゃがとパックご飯がおいしい。

食後はもう一運動、と丘に登り湖を眼下に一望。
 
晴天ではないのが残念だが、花を見るにはこれぐらいがちょうどいい。

午後もかわいい花を探して回って
   
 
我々の他は誰ひとり会うこともない自然保護区は気持ち良くて楽しかった。

山を下りて村に入ると、ちょうどパンを焼いているところに出くわしたのでちょっと見学させてもらう。
   
どこの家にもこのパン焼き釜があるようで、焼きたてのパンはもちろん最高。焼いていた姉妹は典型的キルギス顔だ。

この家の向かいの丘にこの地方の固有種がある、とまたアルマジロさんがスルスルと斜面を登って行く。
  
この白い花はヤナギザクラの一種だそうで、珍しいものらしいが
 
 村を見渡せる景色も良くて、いい所だ。

この後はぶらぶらと宿まで歩いて帰ると
 
牛も羊もご帰宅中。

  
今夜もおいしくご飯を頂いて、さっさと寝てしまった。


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コメント (2)
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