7月28日
早朝に窓の外を覗いてみると本日は晴天。
谷もきれいに見えてうれしい。
ホテルの朝食は毎度代わり映えがしないので、バザールに何かないかと物色に出かける。
しかし早朝の町に人影は少なく、チベット系のレストランでは大量のモモを仕込中だったがまだ準備ができていなくて残念。
かろうじて開いていたのはこちらの食堂。
お兄さんが次々にチャパティを焼いていたが、朝からまたカレーもなんなので
スイーツ・コーナーからゴツゴツしたドーナッツと、ブラウニーのように見えたものを注文。ブラウニーは黒糖とココナッツでできたような甘いお菓子だったが、チャイにはよく合う。これで30ルピー。
8時にホテルを出発して山を下り
橋を渡ってパンギ渓谷とはさよなら。
今度はチャンドラ・バガという川沿いの崖道を
ロバやバスとすれ違いながら行く。
こちらの谷には大きな杉の木が多いのだが、
景色が雄大すぎて写真では伝わらない。
そんな道中、ベテラン旅行者に松ぼっくりの付き方が木によって違うことを教わる。
そこで気を付けて見てみると
なるほど、普通は下に垂れ下がっているが、枝の上にまるで卵が乗っているような木があって、これはヒマラヤスギだそう。皆さん、いろんなことをよくご存じ。
やがて急流をまたぐ橋を渡ったら
これまでのチャンバ県を出て、ここからはラホール・スピティ県。
と思ったとたんに車はストップ。
見ると水が落ちているところでがけ崩れがあったらしく、大勢が手作業で修復作業中。
これは時間がかかるだろう、ということでお弁当が配られ
今日もチャパティ・ロールをいただいていたら、食べ終わった頃に道が開通した。
ここからちょっと行くと多くの人でにぎわう町に到着。ここがヒマーチャル・プラデシュ州のウダイプール。
ウダイプールと言えば湖に浮かぶレイクパレスが有名だが、あれはラジャスタン州。
こちらは17世紀、チャンバ王国のウダイ・シンと言う王様にちなんで名づけられたのだそうだ。
商品てんこ盛りの店先で居眠りするおじさんがいたり、床屋さんがあったりいい感じの町。
ここでマンゴーも買っておこう。
渋い店先にはパラソルが立てられているので、その下でお茶休憩。
添乗員さんがお茶請けにスナックをいろいろ買ってくれたが、どれもけっこういける。
ところでこの小さな町に人が多いのは、ここに近在の人々に人気のあるお寺があるため。
参道には土産物屋が店開きをする、その奥の小さなお寺がアシュトグジャ寺院。
カーリーを本尊とするこの独特の屋根の木造寺院は11世紀から13世紀ごろに作られたと考えられているそうだが、詳しいことはまったくわからないらしい。
異教徒も中に入らせてもらえるが、小さなお堂の内部は壁から天井まで木彫で覆われ、特に内陣の正面はヴィシュヌの物語の彫刻で埋め尽くされていてすばらしい。
カシミールの職人によるものではないかという、他ではちょっと見たことのない種類の彫刻なのだが、ここは写真撮影にとても厳しくて、お寺の外観ですらあまり近くからは許されず、ネットで検索しても内部の写真は見つからない。絵葉書など売っているはずもなく、お粗末な記憶頼りなのがもったいない。
しかしここはヒンドゥー寺院ながら仏教徒もお参りに来るそうで
なるほど、女学生の制服のような民族衣装を着たラホール谷の女性たちがいっぱい。
ここからキーロンまではやっと舗装道路に戻った。
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早朝に窓の外を覗いてみると本日は晴天。
谷もきれいに見えてうれしい。
ホテルの朝食は毎度代わり映えがしないので、バザールに何かないかと物色に出かける。
しかし早朝の町に人影は少なく、チベット系のレストランでは大量のモモを仕込中だったがまだ準備ができていなくて残念。
かろうじて開いていたのはこちらの食堂。
お兄さんが次々にチャパティを焼いていたが、朝からまたカレーもなんなので
スイーツ・コーナーからゴツゴツしたドーナッツと、ブラウニーのように見えたものを注文。ブラウニーは黒糖とココナッツでできたような甘いお菓子だったが、チャイにはよく合う。これで30ルピー。
8時にホテルを出発して山を下り
橋を渡ってパンギ渓谷とはさよなら。
今度はチャンドラ・バガという川沿いの崖道を
ロバやバスとすれ違いながら行く。
こちらの谷には大きな杉の木が多いのだが、
景色が雄大すぎて写真では伝わらない。
そんな道中、ベテラン旅行者に松ぼっくりの付き方が木によって違うことを教わる。
そこで気を付けて見てみると
なるほど、普通は下に垂れ下がっているが、枝の上にまるで卵が乗っているような木があって、これはヒマラヤスギだそう。皆さん、いろんなことをよくご存じ。
やがて急流をまたぐ橋を渡ったら
これまでのチャンバ県を出て、ここからはラホール・スピティ県。
と思ったとたんに車はストップ。
見ると水が落ちているところでがけ崩れがあったらしく、大勢が手作業で修復作業中。
これは時間がかかるだろう、ということでお弁当が配られ
今日もチャパティ・ロールをいただいていたら、食べ終わった頃に道が開通した。
ここからちょっと行くと多くの人でにぎわう町に到着。ここがヒマーチャル・プラデシュ州のウダイプール。
ウダイプールと言えば湖に浮かぶレイクパレスが有名だが、あれはラジャスタン州。
こちらは17世紀、チャンバ王国のウダイ・シンと言う王様にちなんで名づけられたのだそうだ。
商品てんこ盛りの店先で居眠りするおじさんがいたり、床屋さんがあったりいい感じの町。
ここでマンゴーも買っておこう。
渋い店先にはパラソルが立てられているので、その下でお茶休憩。
添乗員さんがお茶請けにスナックをいろいろ買ってくれたが、どれもけっこういける。
ところでこの小さな町に人が多いのは、ここに近在の人々に人気のあるお寺があるため。
参道には土産物屋が店開きをする、その奥の小さなお寺がアシュトグジャ寺院。
カーリーを本尊とするこの独特の屋根の木造寺院は11世紀から13世紀ごろに作られたと考えられているそうだが、詳しいことはまったくわからないらしい。
異教徒も中に入らせてもらえるが、小さなお堂の内部は壁から天井まで木彫で覆われ、特に内陣の正面はヴィシュヌの物語の彫刻で埋め尽くされていてすばらしい。
カシミールの職人によるものではないかという、他ではちょっと見たことのない種類の彫刻なのだが、ここは写真撮影にとても厳しくて、お寺の外観ですらあまり近くからは許されず、ネットで検索しても内部の写真は見つからない。絵葉書など売っているはずもなく、お粗末な記憶頼りなのがもったいない。
しかしここはヒンドゥー寺院ながら仏教徒もお参りに来るそうで
なるほど、女学生の制服のような民族衣装を着たラホール谷の女性たちがいっぱい。
ここからキーロンまではやっと舗装道路に戻った。
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