Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

済州で女子会 5 オルレ6番コース

2016-12-05 18:15:15 | 東アジア
11月5日 続き

お昼を食べたらオルレ市場を少し見学。

 
中央にはこの島一番の特産品、みかんを売る店が軒を連ね、
 
あとは太刀魚やアマダイを売る魚屋さん。
 
アワビはもちろん、不気味な姿の生き物も売られているが、これは漢字では海腸、ユムシなるもので、中をきれいに洗って刺身などで食べるとか。おいしいらしいが、気持ち悪く見えるのはこの色のせいだろうか。
 
海藻もいろいろな種類が食べられるらしく、市場はやっぱりおもしろい。

ここでまた歩かない一人をドライバー氏に託し、3人で今度はオルレの6番コースに出発。
市場はコースの途中になっていて、ここから本来のコースを逆方向に、オレンジ色の矢印をたどる。
 
市場の出口からはおしゃれな店の並ぶ坂道が海の方へ下っていて
  
  
ここはちょっとしたアート・ストリートなのか、面白いオブジェや絵がそこここにある。

 
海辺の公園に着いて後ろを振り返ると
 市街の向こうにハルラ山。
今日は一日中、本当にきれいに山が見える。

ここからはしばらく海沿いの自動車道を歩き、やがて出現したのは中国風の門。
 これがなんと徐福公園。
和歌山の新宮で見たばかりの徐福公園にまた出くわすとは奇遇だが、徐福は日本への途上でこの地に立ち寄ったとされているらしい。

そしてこの先にあるのが正房瀑布。
 
23mの滝が海に直接落ちていて、岩がゴロゴロする間をすぐ下まで行けるので天帝淵より迫力がある。

 オルレのコースはここの駐車場から海沿いの遊歩道に入る。
 
木々の間からはきれいな海が見え
  
途中の農場の入口には親指ほどの小さなキーウィが(たぶん)「ご自由にお取りください」と置いてあったので一ついただくと、中が赤くてすごく甘かった。

やがてまた車道に出ると、両脇にはミカン畑が続く。
 この島の南側はハルラ山のふもとまでミカン畑でいっぱいなのだが、これは1960年代に日本から持ち込まれた温州ミカン。
  
日本と同様、畑には運搬用のレールが敷かれ、ちょうど時期なので農家のおじさんは大忙し。
畑の向こうに見える大きな家はさしずめミカン御殿だろうか。

韓国では済州以外ではミカンが育たないので、昔はミカンの木が一本あれば子供を大学までやれると言われたのだそうだ。
今はさすがに温州ミカンでそこまでは儲からないらしいが、その代わりこれまた日本からもたらされたデコポンがハルラポンの名前で高く売られている。
 
なのでこちらは温室の中で大事に栽培中。

 オルレ道はまた車道を離れて
 
ハルラ山の溶岩に囲まれた小天池へ。

遊んでいたら予想よりだいぶ遅くなってしまって、木陰など暗くなってきた。
 
道を急ぐが太陽はもう海に沈みそう。
 と言うことで目的地の手前、甫木浦と言う所でハイキング終了。ドライバー氏に電話をして迎えに来てもらう。
コミュニケーションにいささか難があって合流に手間取ったが、好きなところで車に乗れるのはありがたい。
6番コースは半分ほど、8キロぐらい歩いたことになるだろうか。

ここからは真っ暗な中を島の中央を突っ切ってホテルに帰還。
ドライバー氏と別れ、改めてタクシーを拾って旧済州へ。

早くも済州最後の夜なので、今夜はアワビを食べようとガイドブックなどに必ず出ている有名店に来てみたら、何とお休み。
 しかし隣もアワビ専門店なのでそちらへ。
 
小さいけれどアワビ・ステーキに、サツマイモやカボチャの入ったアワビ釜飯。
 
アワビ・チゲもおいしかったけれど、一番おいしかったのは肝の入った野菜炒めだったりして。

支払いの段になってみんなの食事代を集めていた財布をタクシーに落としていたことに気が付いてへこんだ(人生で財布を落としたのは初めて!)が、残り一食分だったのは不幸中の幸い。


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コメント (4)
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