Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

16年初冬の北海道 3 帯広散策

2016-12-22 19:29:36 | 国内旅行
11月29日 続き

帯広駅に到着したら、駅前のホテルに荷物を置いてすぐに2、3軒隣にあるお店へ。
帯広ではここの豚丼を食べようと決めていたのだが、閉店が19時なので急がなければならない。

その店とは表の看板にも「元祖」とある「ぱんちょう」
 
豚丼ということでなんとなく脂の染みついたような食堂を想像していたのだが、細長い造りのお店はこぎれいなそば屋という感じ。店の人たちがベテランのおばさまたちばかりなのもそば屋っぽい。

先客は3人だけで、有名店と聞いていたのでちょっと拍子抜けしたが、お品書きは潔く豚丼だけなので一番お安い「松」900円とお味噌汁を注文。ここは松竹梅の梅がなぜか一番お高くて肉の量が多いのだそうだ。

やがて登場した、これが元祖豚丼。
 ロース肉にもご飯にもたっぷりかけられたタレはうなぎのタレにそっくりで、これが嫌いな日本人はいないのではないか。炭火焼きされた肉には適度な厚みと噛みごたえがあって、これは竹にしておけばよかったか、と途中でちょっと後悔。

食べているうちにサラリーマンのグループが次々に入って来て、明らかに仕事明けの出張族。彼らのためにももうちょっと遅くまでやってくれればいいのに、と思う所もそば屋みたいだ。

夕食を終えて戻るのは駅からも見えるふく井ホテル。
 部屋の造りはごく一般的なビジネスホテルだが
  
ドアノブの札もランドリーバッグも豚さんなのがかわいい。

ところで駅前にたくさんあるビジネスホテルの中でここを選んだのは、勝手に温泉の先生にさせていただいている「温泉逍遥」のブログ主さんがこのホテルの大浴場を評価されていたから。

 そこで地下にあるお風呂に行ってみると
 
中央にマッサージ・チェアの置かれた畳敷きの脱衣場の隅にはタオルが山のように積まれ、小判型の浴槽の周りには三方にカランが並んで広々。
お風呂からあふれるお湯はウーロン茶のような色のモール泉だが、ここは源泉かけ流しとのことでちょっと熱めのお湯は鮮度よく、ここもまたお肌がすべすべする。

しかしここのお風呂でなにより感心したのはこまめに整頓がされていたこと。
2度入ったどちらでも従業員が点検に来てタオルを確認し、軽く掃除をしていた。
温泉旅館でもこれほど頻繁にチェックをするところはめったになく、これはすばらしい。


11月30日

と言うことで翌朝も朝ぶろをいただいてから食堂へ。

このホテルの朝食は和、洋、中華粥にコンチネンタルのチョイスがあるのだが、軽めのコンチネンタルを選んだら美しい盛り付けのフルーツとパンが来て
 
その他に飲み物やサラダなどのビュッフェもあるのだから十分すぎる内容。
これで1泊4800円とは、日本のビジネスホテルは素晴らしい。

さて、本来であれば観光地ではない帯広は朝一番に出てしまう所だが、例によってスーパーおおぞらが運休しているためお昼近くまで列車がない。

そこで駅のロッカーに大きな荷物は預けて帯広をうろついてみることにする。
 
駅前の温度計は2℃だけれど、空は雲一つないし風もなく、道路にも雪はほとんどないので大丈夫。

帯広も札幌同様、直線の街割りなので道の向こうに日高の雪山が見え
 
歩道のあちこちに動かない鹿たちがいる。

駅前の大通りをまっすぐ歩いて、やってきたのは帯広一の有名店、六花亭本店。
 
さすがに大きな店で雰囲気も高級、他では見ないようなお菓子まで揃っているが、包装紙柄の文房具まで売っているとは、六花亭さんは商売がうまい。

他にもクランベリーとか柳月とか有名なお菓子屋さんがいくつもあって、十勝・帯広ブランド強し。
 
駅にもとかち物産センターなどあるので、ここでお土産はいくらでも買えてしまう。

そんなことをして時間をつぶし、少し早めに改札で聞いてみると列車はもう用意ができているとのことなのでやっとホームへ。
 本日は臨時快速の釧路行き。
 
乗客も少なく、ゆったりとした座席に座って
 六花亭本店限定発売のお菓子で本日のお昼。
右は中にカスタードクリームの入った「サクサクパイ」。これもおいしかったけれど、特筆すべきは左の「十勝帯広発」というお菓子。これも上下はサクサクのパイだが、中に挟まっているのがホワイトチョコでコーティングをしたラズベリーチーズケーキ。これが甘くて酸っぱくて、うま~い。

物産センターで買ったジャージー牛乳はイギリスの給食牛乳の味がして懐かしかった。
  

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コメント
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