Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

16年初冬の北海道 4 釧路湿原~ホテルTAITO

2016-12-23 23:25:50 | 国内旅行
11月30日 続き

帯広から釧路までの車窓には広々とした牧場が続く。
 
夏ならば緑なのだろうが、冬枯れで茶色い風景。

1時間半で釧路に到着したが、予定より1分ほど遅れている。
乗りたいバスの乗り換えには3分しかないのでダッシュで駅を飛び出し、乗り場がわからなくてうろうろしていたら目的のバスが発車しようとしているのを発見。
急いで駆け寄ったら運転手さんが閉めていたドアを開けてくれた。助かった~。

帰宅する高校生で一杯のバスは釧路市内を各駅停車でめぐって、車内がガラガラになってようやく市街地を抜けた。
そこから道は登りになり、駅から1時間で湿原展望台に到着。

 
小高い丘のてっぺんに建つちょっと変わった形の建物。
470円を払って中に入ると
 
子宮をイメージしているらしい館内にはタンチョウヅルやら谷地坊主やら、湿原に関するちょっと地味な展示が並んでいる。

さらに上がるとガラス張りの展望台があり、
 その上には外に出られる屋上があって

木々の向こうに茶色くなった湿原、右手の奥には釧路市街が見える。

ここで次のバスまでの1時間ちょっとを過ごそうと思っていたが、季節外れで他にお客さんもいないのでレストランは営業していない。
そこで荷物を預かってもらって、展望台の周りに作られた遊歩道を歩くことにする。

 
ところどころ凍っているけれど良く整備された木道をガシガシ歩き、1.1キロ先のサテライト展望台へ。

屋上とは反対方向のこちらの方が湿原らしい風景で、しかしここは緑の季節にもっとがっつり歩いてみたい所。

急ぎ足で戻って、次のバスでさらに30分で今夜の宿泊地、鶴居村に到着。

 先日の山梨県早川町に続いてここも「日本で最も美しい村連合」に入っているそうだが、まっすぐな国道沿いの街並みはやけに現代的で、こちらのイメージする「村」とはかなり違う。
 
バスを降りてすぐの所にあった宿、ホテルTAITO も温泉宿というよりもファミレスのような外観で意外。
 
ここはオーナーがプロの写真家ということで館内にはこの村の売りである鶴の写真がたくさん並べられ、通された部屋はシンプルな洋室でアメリカの田舎のモーテルといった雰囲気。

さて、ここまでやって来たのは実は鶴よりも温泉が目当て。
なので早速お風呂へ。
 
コインロッカーのたくさん並ぶ脱衣場はあまり広くないが
 
三角形の浴槽のあるお風呂場はカランも多く広い。ここの泉質はモール泉でお湯は濃い茶色。香りはちょっとアブラ臭がして、入るととたんにツルツル、スベスベ。しかも湯口にたくさん泡が見えるが、入っても体に細かい気泡が付くのがわかる。今年はなんだかツルスベ温泉にばかり入っていたみたい。
 庭には露天風呂も設えられていて、しかしこちらは外気温が低いのでちょっとぬるい。なので内湯でしっかり温まった。

ところでこちらの温泉、写真は夜中に撮ったので無人だが、夕方入った時には入浴客でいっぱいだった。
日帰り入浴を受け付けている22時までお客さんはひっきりなしで、朝も受け付け開始の11時から続々。
皆さん、近所の方のようで、普段からこんなお湯に入れるとは羨ましい限り。

 夕食は玄関を入ってすぐの所にあるレストランで。
 
焼き立てポークソテーが運ばれてくるのは珍しく、この他にもいも天やおそばが来てお腹いっぱい。

宿泊客はオーナーがカメラマンであるために写真愛好家が多いらしく、この日も自分以外はおじさんたちばかり。

なので夜中のお風呂は当然独占、ゆっくり楽しませていただいた。


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コメント
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