Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

アンダルシアの旅 17 セテニル&ロンダ

2017-08-21 17:46:57 | ヨーロッパ
5月11日

昨日は完全にダウンしていた友人、ずっと寝ていた甲斐あって今日は何とか復活してくれた。
おかげで予定通り、手配してあった車で本日も「白い村巡り」へでかけられる。

約束した時間には運転手と共にお願いした現地旅行会社、「旅するアンダルシア」の日本人スタッフ女史も確認のためとアパートまで来てくださった。
こちら日本語で相談に乗ってもらえるだけでなく、車のチャーター代も他の現地旅行会社よりもリーズナブルで助かったのだ。

そんなわけで、今日も二人には大きすぎるほどのワゴン車で悠々と出発。

 
セビリアの市街を出るとすぐに広大なひまわり畑や金色に輝く麦畑になって
 
東に向かうにつれて平地に起伏が出てきた。

2時間半ほどでやってきたのはセテニルと言う村。
村に入る前に運転手氏は小高い見晴らしのいい所で車を停めてくれる。
 ここもアンダルシアらしく、丘に沿って真っ白な家が立ち並んでいるが
 
良く見ると大きな岩の崖下に家が押しつぶされたように並んでいる。

村のはずれに車を停めて、徒歩で中に入ってみれば
 
バルの並ぶ一角は岩がまるで屋根のように張り出し
 岩に押しつぶされたような店もある。

小さな村をどんどん歩いて行くと普通の民家になるが
 
これらも崖の下にめり込んだような姿。張り出した崖の表側にだけ壁を作って家にしているわけで、合理的と言えば合理的。

岩がトンネルの屋根のようになっているこの一角にはちょっと気の利いた店が何軒か並んでいて
  
中を覗かせてもらえば、屋根や奥の壁は岩のまま。

向かいの家に手が届きそうな狭い路地も
 
上を見上げればやっぱり岩で、静かなこの村をふらふら歩き回るのは実に面白い。

2時間ほどセテニルを散策したら
 またパッチワークの中を30分ほど走って、次のロンダへ。

ロンダは村ではなく、新市街などはかなり大きくて観光客もいっぱい。
お目当ては新市街と旧市街を結ぶ高さ100mのヌエボ橋で
  
欄干から下を見れば確かにかなりの高さ。町が崖の上に乗っているのがよくわかり、
 
川の上流にはビエホ橋というイスラム時代17世紀に作られたもう一つの橋も見える。
(イスラム時代の橋はビエホ橋の奥にもう一つあるとご指摘あり。una様、ありがとうございました。)

旧市街に入った所で、友人もやっと何か食べられるようになったというので目についたレストランでお昼。
 
タパスの盛り合わせはいかにもツーリスト向けの内容だが 
 
段々日が陰って涼しくなってきたので、温かくてお腹にやさしいスープがうれしい。

食後はヌエボ橋の全景を見ようと旧市街の崖の上へ。

眼下に見える畑の広がる景色がきれい。

 
ここから下に降りる道をしばらく行くと、橋を見上げる形になる。

ところが橋の写真を撮っているうちに空がどんどん暗くなってきて、あっという間にどしゃ降りになった。
 せっかくの景色もこのありさまで、傘を車に置いてきてしまったので、降っていたのは10分ほどだが全身ずぶぬれになってしまった。

そこで旧市街の中心に戻ると、おいしそうなお菓子屋さんを発見。
 
いかにもローカルな感じの、これはポルボロンという菓子だろう。翌朝の朝食にしたが、まるで甘いきな粉を固めたような味と食感。

その後は着替えと休憩のためにロンダのパラドールへ。
  
 
ヌエボ橋を眺めながらコーヒーで一息入れて、次の目的地に向かった。


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コメント (2)
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