Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

バルト縦断 11 Villa Ammende

2017-12-06 17:33:39 | ヨーロッパ
9月2日

お屋敷のお部屋でゆっくり休ませていただいた翌朝、朝食をいただきに階下へ。

朝食場所はダイニングではなく、大きなかまどのある台所。
 と言っても実際の料理は奥で作られる。

他に宿泊客はいないのかと思っていたが、朝食時にはイタリア人のご夫婦が現れて一緒のテーブルへ。
 
すぐにハムやチーズ、ヨーグルトなどの載った3段トレイとパンが運ばれ、卵などのオーダーにはメニューが渡されたので
 
オムレツとフルーツを頼み、大充実の朝食でお腹いっぱい。

今朝は残念ながら雨で、しかもかなりの降り。
天気が良ければ村の散策にでも行くところだが、ぬれるのも嫌なので午前中は部屋でダラダラ過ごした。

12時になってチェックアウトし、昨日来てくれた運転手氏の車にまた乗ってリープペ村を出発。
 村の周りはこんな牧草地帯が続き、
 幹線道路に出て北へ30分でラトビアとエストニアの国境。
こちらにはまだこんな関門が残っていたが、もちろん停まることもなくまっすぐ通過。
 どしゃ降りの中をさらに1時間走って、本日の目的地、エストニアのパルヌに到着。

パルヌはバルト海に面した町で、夏のリゾートとして有名な所。
ホテルもいろいろあるが、ここで選んでみたのは Villa Ammende
 
「アールヌーボー・ホテル」と称しているだけあって玄関の上の文字もそれらしいが
 
ポコポコと三隅に塔のある建物は独特の色合いと装飾で
 
裏には緑に塗られたサンルームのような所もあるし、さらに回り込むと庭師の住まいだった別棟があって、こちらに泊まることもできる。

この家は1905年にこの地で成功したアメンデさんという商人が娘の結婚式のために建てたものだそうで、設計はロシアのサンクトペテルブルグに依頼したものとか。

中に入ってみると中央のロビーは吹き抜けになっていて
  
2階には何部屋か広いスイートルームがあるらしい。

しかし一番お安いデラックスルームを予約した我々の部屋は3階。
 廊下の壁はかわいらしいが
 
屋根裏部屋は狭くて、デラックスというより明らかに使用人部屋。
 
置かれていた水はおしゃれだが、ここはもう少し奮発するべきだったか。

ちょっとがっかりしつつも館内探検に行くと
 
一番高い塔からはかわいい家の並ぶ隣近所が見渡せ、ここでディナーをいただくこともできるらしい。

 
パブリックスペースは広々として
 
壁や天井の装飾、家具調度などもアールヌーボーらしく
 時計までかわいくて、やっぱりこのホテルにしてよかった、とやっとほっとする。

外はまだ雨が降り続いているが、せっかくのパルヌを見に行こう。


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コメント (4)
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