Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

バルト縦断 10 Liepupe Manor

2017-12-04 19:28:04 | ヨーロッパ
9月1日 続き

12時にホテルをチェックアウト、手配をしておいたタクシーがちゃんと時間通りに来てくれたので荷物を載せてリガを出発。

 町を出ると道路脇はこんな森が続く。

走ること1時間で目的地に到着。
 本日の宿、Liepupe Manor

バルト三国には昔の貴族様のお屋敷が各地に残り、最近はホテルやレストランに改装されている所も多いらしい。
そんな所に泊まってみたいと思い、比較的リーズナブルで旅程に合うここを選んでみた。
リープペとはこの村の地名、お屋敷は18世紀の前半にフォン・メックというドイツ系の貴族が建てたものだそうだ。

 
正面扉から玄関ロビーに入り、右手のオフィスでチェックイン。
 すぐに階段を上がって部屋へ。

 
それほど大きな部屋ではないけれど
 
バスルームの猫脚のバスタブが雰囲気抜群で、置かれたアメニティーもいい香り。
 
部屋の外にはバルコニーがあって、屋敷へのアプローチがまっすぐに伸びている。

荷物を置いたら早速屋敷の探検。

昔ながらの大きな暖炉のある部屋が2つ、お茶の道具もあってくつろげるようになっているが、我々が到着した時には結婚式の後だったらしく、着飾った子供たちがおもちゃを散らかして遊んでいた。

 我々の部屋の前にはらせん階段があるので上へ上がってみると
 
屋根裏にも寝室があって、ここはかなりお安く泊まれそう。
 
屋敷に関する説明などもあって、写真はこの屋敷の持ち主だった貴族様だ。

屋敷内を一通り見たら、門を出て村の見学へ。

 
車もほとんど通らない道路沿いにポツポツとあるのは農家。
 
庭先にはリンゴの木が植わっていたりして、脇道から奥へ行くとさらに民家があるが、門も柵もないので知らないうちによそ様の敷地に入り込んでしまう。

我々の屋敷の隣は納屋のように見えるが、良く見るとお店の様なので入ってみた。
  
 
中は典型的な村の雑貨屋という感じで、食料品から文房具、農機具などまで並んでいるが、酒類がやけに充実しているのが面白い。
ここがこの近所では唯一の店なのか、見ていると結構お客さんが来る。

また屋敷に戻って裏の庭に出てみると
 
広い芝生の先にはお花畑と池がある。

リープペの村自体には何も見る物はないようだが、海までは7キロほどだというし、ここは車で来て周辺を回ったり、子供連れで来てのんびりするにはいいところだろう。

庭でだらだらとおしゃべりなどして、寒くなった所で室内に戻ってダイニングルームへ。

 「食事は何時でも好きな時でいいわよ」と言われていたが、美しくセットされたテーブルに他の客の姿はなし。
いささか寂しい食堂で
 まずはロブスタースープ。ムール貝なども入って濃厚。
 ローストチキンは普通だったが
 こちらの魚はむっちりと弾力のある身がとてもおいしい。
メニューにsturgeonとあるのはなんだろう、と後で調べたらこれが市場でも見たチョウザメ。
親の方もこんなにおいしいとは、知らなかった。食感はアンコウに似て、でもうまみがもっと濃い感じ。

 食後は素敵なカップでコーヒーをいただいて、貴族様のお屋敷は静かに更けて行った。 


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コメント (6)
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