Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

バルト縦断 19 ヘルシンキ Spis

2018-01-06 16:44:42 | ヨーロッパ
9月5日 続き

アパートは出て2分ほどのところにトラムの停留所があって便利。
 
港が近いので昔の倉庫など赤レンガ造りの建物も多いが、旧税関にはなぜか中華レストラン。
しかし閑静な住宅地である周辺には他にはあまり飲食店もなくて、なによりスーパーやコンビニが近所にないのは困った。

トラムには乗らず、少し歩くと観覧車が見えてきた。
 
その足元にはフィンランド人熱愛のサウナ、外のプールにも結構な人が入っていたが、冬はどうなるのだろうか。

その先には港に面したマーケット広場。
 しかしもう夕方も遅いのでお店は消えている。

この広場に切符の自動販売機があったので、一日券9ユーロを買ってトラムに乗車。
  
 
タリンでは一日3ユーロだったから、さすがに物価がまったく違う。

町の中心、中央駅に近い所で降りるが、フィンランドの公用語はフィン語とスウェーデン語だそうで、表示はすべて2ヶ国語併記。スウェーデン語の方は英語やドイツ語からある程度意味が類推できるが、フィン語の方はまったく言語体系が違うのがおもしろい。

 
この町一番のストックマン・デパート、地下の大きなスーパーの下見をして
 公園の中を伸びるエスプラナーディ通りを歩く。
 
ここはヘルシンキの銀座通りのようなところだそうだが、周りにはアールヌーボーやアールデコ調の建物がいっぱい。
この街にこんな建物があるとは、不勉強にして知らなかった。

しばらく歩いて、繁華街を外れた所にある今夜のレストランに到着。
 最近話題のニューノルディック、一軒は行ってみようと日本から予約を入れておいたのは「Spis」。
新進のシェフの店と言うことで選んでみたが、出発直前にはNHK-BSの番組にも出ていて期待大。
 
しかし入ってみるとこじんまりとした店内には2組しかお客がいなくて、この国で20時の予約は遅かった様子。

メニューはショートかロングのコースのみなので、せっかくだからとロング・コースを注文。
 
まずはパリパリしたおせんべいのような突出しが来て、一品目はジャガイモ、ラディッシュ、大根。
 
キノコのスープに続いて出てきたのはきゅうりのグリル。
 
ここまで野菜ばかりが続いたが、やっと豚肉の煮込みが登場。つづく野菜のグリルは薄切りのカリフラワーがきれい。
 
ほとんど生のようなホタテに続いたクリーム状のものははてなんだったか
 
ハーブの香りのシャーベットに続いて根菜の上に乗っているのはチキン。
 
デザートはベリーのアイスクリームで、コーヒーと一緒に出されたプチフールがレゴブロックに乗っているのが楽しい。

と、品数多く、このコースで一人88ユーロはこの国の物価を考えればリーズナブルだと思うが、野菜中心のお料理は日本人としてもボリュームが少なく、4ヶ月も経つとどんな味だったかも思い出せないほど印象が薄い。
バルト三国の食事、特にリガのVincent'sがあまりにも印象的だったので、正直こちらにはがっかり。
それだけ海の向こうのレベルが高かったと言うことだけれど。

夜も更けたのでトラムで帰って、お部屋のサウナに入ろう。


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする