Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

18年冬の東北 2 湯田川温泉

2018-01-25 18:28:31 | 国内旅行
自在館の浦佐駅への送りは12時と遅いので、10時過ぎに宿のすぐ前にあるバス停へ。
 
やって来たバスが全身ピンクなのでびっくり。

このバスで小出駅まで30分。
道中には次々と「〇〇温泉」のバス停が現れるが、栃尾又のすぐ隣の大湯温泉以外には宿らしい宿は見当たらない。

 
思いのほか立派(失礼!)な小出駅。
 
会津方面へ向かう只見線の列車が停まり、その向こうは真っ白。
 ここから上越線の各駅停車で長岡駅へ向かう。

長岡で新幹線に乗り換えようとホームに上がると
 
今売出し中の現美新幹線が目の前に。
先頭車両はかっこいいし、蜷川実花のボディーは派手だけれど、越後湯沢と新潟間の1時間弱のためにこれに乗り換えようとはなかなか思わないんじゃないだろうか。

そんなわけで、我々は普通の「Maxとき」で新潟へ。
 
さらに「いなほ」に乗り換えて鶴岡へ。

この路線は日本海沿いを走る景勝路線だけれど
 
残念ながら朝の青空から曇り空に変わってしまった。

そこで新潟駅で買ったお弁当でお昼。
 本当は新潟で下車して食べたかったけれど、時間がなくて駅弁にした「たれカツ重」。
薄切りのお肉は脂身もなく柔らかくて、たれは味噌風味とあるがお醤油ベースであっさり。
つめたくてもおいしくいただけたが、やはりお店で福井のソースカツ丼との食べ比べがしてみたい。

鶴岡ではまた改札に今夜の宿のお出迎え。
今度は2人だけだったので、お迎えのお兄さんは鶴岡が初めての友人のために市内の見所をぐるっと回ってから宿に向かってくれる。
案内も楽しくて、なんと気が利くことか。

30分ほどで到着した湯田川温泉は一本の道の両側に9軒の宿が並ぶだけのこじんまりとした旅館街。
 
しかしどの宿も落ち着いた高級そうな雰囲気で、さすがは鶴岡の奥座敷。
以前に行った湯野浜温泉の宿の多くが休業していて寂しかったのとは違ってほっとする。

宿にチェックインして荷物を置いたら、まずはすぐ隣に建つ共同浴場「正面の湯」へ。
 ここは宿に泊まっていれば無料で入れるが、宿の人にカードで開錠してもらわなければいけない。
「このカード、この街の住人はもらえるけど、鶴岡に住んでる私はもらえないんです」と案内してくれた宿のお姉さんはくやしそう。

3時ごろに入らせてもらったが、小さな脱衣場は近所のご婦人方でいっぱい。ちょうど皆さんがいらしたところに来合わせたようだ。
お風呂場も大きくはなくて、四角い浴槽の片側にカランが3つあるだけ。浴槽は8人も入ればいっぱいの大きさ。

しかしこの浴槽にお湯がドバドバと注がれて、ここは新湯注入率が全国的に見ても突出しているとか。
おかげでたくさんの人が入っていてもお湯の新鮮さが肌で感じられ、しかも加温も加水もしていないというこのお湯がラッコちゃんによれば40℃と最適温。
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉のお湯は透明で無味無臭だが、肌触りが柔らかくて何とも気持ちがいい。

この浴槽にラッコちゃんを浮かべていたら「何度なの?」と一緒に入っていたおばあちゃんが興味津々。
40℃と聞いてみなさんもっと高温だと思っていたようだが、「ここはすぐ裏に源泉があるから」とか、「このお湯でうがいもするのよ」とか、地元の皆さんと話も弾む。
ラッコちゃんを連れて行ったのは大正解。

正面の湯を気持ちよくいただいたら、まさにその正面に建つ由豆佐売神社へお参りに。
 
と言うのもお迎えのお兄さんが「地元の人はお風呂を出たら必ずこの正面の温泉の神様に頭を下げるんです」と言っていたから。
 延喜式にも名前があると言う由緒正しいこの神社で、これからもいい温泉にいっぱい入れますように、とお願いしておいた。


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コメント
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