もう20年ほども前、定年退職をした叔母がポーランドに旅行した。
帰国後に感想を聞くと、「町は暗くて食事はまずい。ちっとも良くなかった」と言うので以来この国が旅行先の候補に挙がることはなかった。
ところが最近この国に赴任して5年を過ごした友人によると「食事はおいしいし見るところもいっぱい。いいところよ」と言う。
さらに昨年末に友人と行った石巻であるものを見て、「これはポーランドに行かねば」となった次第。
で行ってみるとなるほど見どころは豊富で、町も清潔。
交通機関も宿泊施設も整っていて便利、そしてありがたいことに物価が安い。
店員の若い女の子たちはみな不愛想で気を利かせる気もないが、塩対応は誰にでも平等で、言えば頼んだことはやってくれる。
ところで今回は出発前にSIMフリーのスマホに変えたので初めて海外SIMを体験。
するとワルシャワのモールで買った一番安いSIMはなんとたったの5ズロチ(約150円)。
あまりの安さに「これで通話もできるの?」と聞くと、店員の女の子は「ばっかじゃないの」と言う顔で「できるわよ」と言い、「差し込めばいいだけだから」と言いつつ、ネットにつながらないと言うとちゃんと設定もしてくれた。
で、このSIMが大活躍。
今回はアパートのオーナーと連絡を取るために入れたのだが、Uberも初体験できたし、なにより活躍したのはJakdojadeというサイト。
これを使えば各都市で現在地から目的地まで、どの交通機関を使って何分で行けるかすぐわかり、途中駅の名前から降りた停留所からの道筋まですべて表示してくれると言う優れもの。
帰国日にUberを呼ぼうとしたらSIMの効力が切れてしまったが、150円で11日間活躍してくれれば文句はない。
今まではホテルでWiFiが使えれば十分だと思っていたが、海外の出先でネットがつながる便利さをようやく認識。
皆さんが空港に到着早々SIMを探す理由がやっとわかった。
というわけで、ようやくスマホを少しは活用できた今回の旅、テーマは「明るいポーランド」。
なので第二次大戦やら収容所などはほぼ出て来ないことを先にお知らせしておく。
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