Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

年末バンコク 5 アユタヤ・ツアー中編

2020-01-19 18:26:40 | 東南アジア

12月25日 続き

昼食後、ようやくアユタヤ遺跡の最初の見学。

訪れたのは大きな涅槃仏のあるワット・ロカヤスタ。
 
1767年にビルマ軍に破壊されたお寺だそうで、この涅槃仏も1956年に復元されたもの。

残された基壇からいかに大きな寺であったかがわかるが
 
今は塔が一つと仏像の下半身が残るのみ。

次に向かったのは遺跡ならぬエビ市場。
アユタヤ周辺はエビの養殖が盛んなそうで
 この道の両側に一般客向けの食堂が並び、外にもエビの問屋らしき店が連なっている。

どの店の前にも大きさごとに値段の違うエビのいけすが並び、他にも
 
貝やカブトガニ、お腹にレモングラスを詰めて塩焼きにした魚や
 
燻製や干物にした魚を扱う店もある。

どの食堂も同じようなので、ガイドがおすすめと言う一番駐車場に近い奥の店へ。
 
エビの値段はキロ250バーツから上は800バーツまであったが、あまり大きくても大味かも、と420バーツ(約1500円)のものを選んで炭焼きにしてもらう。
 
するとかごに入ってきた1キロのエビは数えると16匹あって、頭をもぎってすっぱ辛いタレに付けて食べると身がプリプリでうまーい!さらにおいしいのは頭のみそだけれど、同行者はこれを食べないので16匹分全部いただいてしまった。
ついでに頼んだ空心菜炒めは固すぎて全くダメだったが、明瞭会計でここはいい。

エビ食堂の外にはお菓子などを売る屋台も並んでいて
 おばちゃんがすすめる青マンゴーがほんのり甘くておいしかったのでお買い上げ。完熟マンゴーはもちろんおいしいけれど、日本では食べられない青マンゴーもさっぱりして癖になる。

 こちらはアユタヤ名物というロティ・サイマイというお菓子。これはガイドが一組に一つづつサービスで買ってくれたのだが
 
手に持った餅のような生地を鉄板に押し付けて焼いたクレープのような生地に、綿菓子のように細く引き伸ばした飴を巻いて食べるというもの。この生地が思いのほかしっとりとしてちょっと塩気があり、飴の方は綿菓子よりもぱりぱりとした食感があって見た目よりずっとおいしい。これも癖になりそう。

とエビ市場で楽しく1時間過ごし、次は「秘密の寺にご案内」とスケジュールにはある。
 
やって来たのは大きな屋根付き駐車場のある現役のお寺。木の幹のままのような柱が並ぶ本堂も立派で、聞けばここはワット・パナンチューンという700年の歴史のあるところ。タイ人には人気だが外国人観光客はまず来ないとのことで、確かに境内の掲示はタイ語オンリー。
 
しかし19mあるという金色のご本尊は立派で、仏前にはたくさんのお供え物が上げられ、Wikiによれば明の鄭和もここに参拝したことがあるとか。
さらにご本尊の周囲には古そうな仏像がたくさん並べられていて
  
  
これらが実にいい感じなのだ。


こちらの少し小さな仏様の前にも参拝者がたくさん集まっていて
  
ここは壁や天井もとてもきれい。
日本のツアーではここに来ることはないだろうが、来られてとても良かった。

穴場の次はアユタヤの大定番、ワット・マハタート。
 
14世紀後半に建てられた大寺院もビルマ軍に破壊され
  
所々に修復された仏像があるものの
  
 
多くは首のないトルソーになっている。

ここでの一番人気はもちろん木の根に取り込まれた仏様の頭。
 
皆さんこれと一緒に写真が撮りたくて行列状態なのだが、さすがは仏教国、仏様を見下げて撮ってはいけないと注意書きがある。

この有名な仏頭、いかにも大昔からこのような状態だったように見えるが、ガイドによると30年ほど前に修復作業中の誰かが木の根元に転がっていた頭部を置いたところ、成長の早い木に取り込まれてしまったとのこと。
アンコール・ワットにも木に押しつぶされそうな遺跡があるし、熱帯ならありそうなことだ。

 日はだいぶ傾いてきたが、アユタヤ・ツアーはまだ続く。


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コメント (5)
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