Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

青森の旅 7 種差海岸ハイキング

2021-08-11 17:06:34 | 国内旅行

青森の旅を書いているが、昨日はお世話になったばかりの下北半島が大雨で被害を受けたとのこと。
特に下風呂温泉のある風間浦村は道が1本しかないのを見たばかりなので通行止めの大変さがよくわかる。
一日も早く復旧することをお祈りします。

7月4日 続き

陸奥湊からはうみねこマークのついた八戸線で2駅先の鮫駅へ。
  
 駅前には名前の通り、ジョーズがいる。

 駅を出て標識に従って蕪島へ。
 
陸続きの小さな島のてっぺんには立派な神社が見えるが、看板にもある通りここはウミネコの繁殖地。
神社の前にも後ろにもウミネコがびっしりいて、爆弾が怖いので神社は素通り。

砂浜を通って前方に見える水産科学館方向へ歩いて行く。

ここは環境省が定めた、この蕪島から福島県相馬市松川浦まで三陸沿岸を一本でつなぐ総延長1025㎞の「みちのく潮風トレイル」の出発点。本日はその中の種差海岸ルートを歩こうというわけ。

 海岸から海を覗くと海草がいっぱい見えて
 
昆布を軽トラに乗せる人や、駐車場に干す姿も見える。

しばらく車道を歩いて、途中から遊歩道に入るのだが
 ところどころこんな標識もあるものの、特に車道を離れる所などわかりずらい。これに比べると済州島のオルレは簡単な印ながら迷いようがないほどよくできていたと思う。

 ちょっと迷いながらも海岸沿いの遊歩道に入ると
 
 
岩間で貝か海草を採る人がいたり、釣りをする人がいたり。海に向かっては昼顔がたくさん咲いているが、それ以上にこの周りは花がいっぱい!
  
  
キスゲやスカシユリ、ノハナショウブが道北に負けないほど咲いていて

花の種類の多さではこちらの方が勝っているかもしれない。
恵比寿浜から鮫角までは他に歩いている人もいなくて、とにかく花の多さに圧倒されてものすごく楽しかった。

 鮫角でちょっと車道に上がるとたくさんの人が上っている鮫角灯台が見えて
 
その先には駐車場もある葦毛先展望台。

さすがにここからの景色がいい。

ここにはホロンバイルというカフェがあるので
 
海を見ながらソフトクリームで一休み。

 展望台から先、中須賀と言うエリアも花がいっぱいで
  ハマナスはピンクの他に白も。

 
北海道でよく見たシシウドはここが南限だそう。スカシユリは岩の割れ目にたくさん咲いている。

岩場を過ぎると広い砂浜が見えてきて、これが大須賀海岸。
 
この砂浜は2.3kmもあって、鳴き砂で有名とのことだがこの日は風が強くて砂が鳴っているかどうかもわからず、それでなくても砂の上を歩くのはものすごく疲れる。

途中から土のある方を歩いてようやくここを通過。

 
小さな深久保漁港を過ぎるとまた景色のいい岩場が続いて
 
遊歩道は淀の松原に入って行く。背の高い木があるのはここだけで、林の中を歩くのは気持ちいい。

かわいい花もいっぱい。

松林を抜けるとキャンプ場が見えてきて
 
その先はまるでゴルフ場に迷い込んでしまったかのようだが、ここが種差天然芝生地。

蕪島からここまで約9㎞、休んだり花の写真を撮ったりしながら4時間かけて歩いてきた。
遊歩道はもちろん先まで続くが、この先まで行くと帰りの足に苦労してしまうので
 
種差海岸駅から八戸線に乗車。

 本八戸駅から街の中心にあるホテルまでは20分もかかるので
 
途中の老舗フルーツパーラーでフルーツパフェを食べ、ホテルのきれいな大浴場で汗を流したら
 八戸の静かな日曜の晩はデパ地下でお惣菜を買って夕食にした。

それにしてもみちのくトレイルの種差海岸ルートは楽しかった。
三陸海岸をすべて歩くのは無理にしても、各県一ルートづつくらいは歩いてみたい。


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コメント
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