Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

エリザベス女王の事件簿

2022-09-09 14:50:15 | 雑談

イギリスのエリザベス女王が崩御された。

ついこの間在位70周年の盛大なお祝いがあり、ほんの2,3日前に新首相と挨拶している場面が紹介されていたのでびっくり。
母上の Queen Mother のように100歳以上に長生きされるのだろうと思っていたが、90歳を超えればいつ何時こういうことが起こるかわからないのだなあ、とおこがましいが同じく90歳越えの親を持つ者として考えてしまった。

が、実は驚いたのは偶然昨日からこんな本を読み始めたところだったから。
 
邦訳は「エリザベス女王の事件簿」だが、原題の「The Windsor Knot」が実に気が利いている。
というのもこれはウィンザー城内で絞殺事件があり、なんとエリザベス女王が安楽椅子探偵としてアシスタントを使いながら謎を解明するというお話だから。

まだほんの読み始めだが、女王の豊富な思い出の中に有名人の実名が次々に登場して、中でも女王陛下のコーギーがプーチンのかかとにかじりつきそうになったというくだりには吹き出してしまった。

城内の日常の描写などどの程度本当なのだろうと思いつつ、このタイトルでこの内容、王室の許可を取っていないということはあるまい。
女王は007やパディントンとも共演されたし、この懐の深さ、さすが大人でユーモアを解する国だと感心する。

女王陛下は当然国葬になるわけだが、ほぼ同じ頃に国葬が行われるどこぞの国、国葬とは本来どのようなものであるべきか、思い知らされるであろう。

厳格に見えながらディック・フランシスの愛読者でもあられたという方をしのびつつ、ミステリーを楽しませていただこう。


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コメント (3)
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