Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

22年初秋の北東北 2 高山稲荷と鶴の舞橋

2022-09-26 14:28:52 | 国内旅行

9月10日 続き

三内丸山遺跡を出るとバスは津軽平野へ向かい、五所川原市をかすめてさらに北へ行く。

 途中、線路上にリゾートしらかみの青池車両を発見。
今回の旅、当初の予定では秋田から五能線で青森に入ろうと思っていたのだが、8月の豪雨で岩舘から鯵ヶ沢間が不通になり、リゾートしらかみも運休。そのため予定を変更したのだが、不通区間の復興にはかなり時間がかかりそうで気の毒だ。
 が、本日は幸いなことに素晴らしい晴天。稲穂が首を垂れて刈り入れ間近の田んぼの向こうには岩木山がきれいに見えてきた。

1時間のドライブでやってきたのは高山稲荷神社。
 
この神社は知らなかったが、大鳥居を入った所にある参集殿は立派で、ガイドさんによれば家内安全、商売繁盛、交通安全、縁結び、安産などなど、なんでもOKのありがたい神社なのだとか。

そこで早速もう一つ小さな鳥居をくぐり、急階段を上る。
  
鳥居脇のキツネは子供を抱いていてかわいい。

 
階段を上りきった上に拝殿があり、この軒下にも2匹のキツネ。
 
さらにこの裏に回ると、小さな祠の間から遠くに日本海が見えた。

しかしこのバスツアーにこの神社が入っているわけは実は本殿の参拝のためではない。
本殿の脇から階段を今度は下りて行くと
 鮮やかな朱色の千本鳥居が蛇のように曲がりながら続いているのだ。
  
池に映る様など見ながら進めば結構あっさりと小高い所に設けられた展望台に着いてしまう。と言うのも千本鳥居といいながら実際にはまだ202本しかないからなのだが
 記念品としてもらった絵葉書を見ると、これは「映える」。ただしこの光景はドローンを使わない限りは見られないのが残念なところ。

神社の滞在は30分でまた移動。
 
この辺りには風力発電の風車と沼が多く、水の中に見えるのはジュンサイだそうだ。

五能線をまたまたいでやって来たのは鶴の舞橋。

鶴が羽を広げたような形のこの橋は全長300mで木造の橋としては日本一、青森らしくすべてヒバでできている。
雑誌で見てぜひ来てみたかったこちら、五所川原から近いものの公共交通機関では来にくくて、このバスツアーに参加したのもこれが見たかったからなのだ。
 
ゆるく弧を描く橋を渡れば正面には岩木山が美しく見えて、これは来る価値があった。

ツアーの最後は鶴の舞橋がある鶴田町の「道の駅つるた 鶴の里あるじゃ」。
建物は3つに分かれていて、屋根に鶴が乗っているのはパン屋さん。
 
ここは大きなパンを売りにしていて、あんぱんやメロンパンなど直径が20㎝ぐらいある。

 真ん中の棟は土産物屋さん。
 
かなり広くて充実の品ぞろえ、中でも鶴田町はスチューベンというブドウの生産が日本一とのことでワインがいっぱい。

 さらに3つ目の農産物直売所を覗いてみると
 
ブドウにリンゴ、洋ナシがいっぱいで安い!しかし旅の初日ではこれを買うわけにはいかない。

帰路は実がいっぱいなったリンゴ畑を見ながら走って、予定より10分早く、17時10分に新青森駅に到着。
行きたい所に効率よく行けたし、ガイドさんは楽しかったし、JRのバスツアー、なかなかいい。

新青森からは在来線を使って弘前に移動。
 
今回は駅前のアートホテル弘前に2連泊。
 
今夜は新青森駅で買ったお弁当と鶴田で買ったスチューベン大福を部屋でおいしくいただいて
 ふと見ると駅の上に中秋の名月がそれはきれいに見えた。


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