Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

22年初秋の北東北 4 弘前城とねぷた村

2022-09-29 11:48:54 | 国内旅行

9月11日 続き

嶽温泉から弘前市内に戻って来たのが15時過ぎ。
宿に戻るにはまだちょっと早いので、市役所前で降りて弘前公園を歩いてみた。

 たか丸くんに導かれて広い園内を歩いて行くと
 
天守閣の頭が見えて、その前には工事展望台がある。
 見るとお堀端の石垣を盛大に工事中。
ここには11年前に来たことがあったが、その時は天守閣は石垣の上にあってそのすぐ前まで行くことができた。
今はこの工事にためにお城は奥に曳屋され、入場料を払わなければ近くまで行くことができなくなった。
この石垣の改修工事、2015年に始まって2025年まで続くと言うから大変だ。

 
ほんのわずかに色付き始めた池端を歩いて北門から出ると
 
お向かいには江戸時代から続くという酒屋さん。ここは以前に中を見せていただいた。

お濠には水草がたくさん生えていて、蓮かと思ったら黄色い花が咲いている。
 
これは河骨(こうほね)という花だそうだ。

このお堀端をまっすぐ歩くと津軽藩ねぷた村に到着。
 
手前はお土産屋さん、その奥にねぷたの館というのがあるので550円を支払って入ってみると
 
暗い場内に灯の入ったねぷたが並び、太鼓の音が響き渡っている。
青森のねぶたは3D、五所川原のは背が高いが、弘前のねぷたは扇形が特徴とのこと。
 
昔のねぷたはずっと小さく、子供は男の子は金魚、女の子は巾着型の物を持ったそうだが
  
金魚ねぷたがかわいくて、干支まで作られている。

やがて津軽三味線の演奏が始まると言うので聞きに行く。
 本日の演者は山田三絃会の佐々木さん。
津軽三味線は流派によって同じ曲を弾いても全く違う、と実演してくださるが、正直聞きなれないメロディーなのでよくわからない。しかし途中ぐずりだした子供のためにアンパンマンを即興で弾いてくれたのが楽しく、津軽じょんがら節はさすがの迫力だった。

この会場を出ると伝統工芸の実演販売があり、その先はお土産屋さんにつながっているのはお約束。
 
青森の「ねぶたの家 ワ・ラッセ」に比べるといささか地味な施設だが、津軽三味線を聞けたので良かった。

ここを出てまたしばらく歩き、カトリック弘前教会の見学へ。
  
中に入ると神父様が一人で祈っていらしたが、「どうぞ見学してください」とおっしゃって下さった。
この教会は明治末期に日本人大工によって建てられたものだが、正面の立派な祭壇は日本ぽくない。と思ったらオランダから譲り受けたものとのこと。
 
しかし教会内は畳敷き、ステンドグラスには岩木山やリンゴ、三味線など弘前らしい絵柄も見える。
解説までしてくださった神父様、ありがとうございました。

とホテルまで戻り、夕食は近くのお寿司屋さんへ。
 
「すし桜」さんはまだ去年の暮れに開店したばかりとのことでとてもきれい。
 メニューを見せてもらうと税込み14000円超の蟹三大丼とかすごいのが載っていて、これを頼む人も結構いるのだとか。
しかし今日は近場の物でおまかせ、とお願いすると
 
最初からすごい大トロが来て、後はこはだの子供のシンコとか
 
深浦で獲れたのどぐろは炙りで。石垣貝というのは初めて食べたけれど、トリガイとミルガイの中間のような感じでとてもおいしい。その他にもいろいろいただいて
 お椀は大将おすすめののどぐろ。これがお出汁が濃厚に出て、さすがのおすすめ。

と調子に乗っておすすめばかり11貫いただいたら食事代が宿代より高くなってしまった。
でもおいしかったからいいのだ。


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コメント
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