11月27日 続き
ボートクルーズから戻ったらお昼ごはん。
軽食がとれるという最上階のビストロに行ってみると満員。窓脇のソファでタイ風チキンサラダをいただいたが
カシューナッツがいっぱい入っておいしい。
船が島を離れるのを見ていると鳥たちが追いかけてくる。
きれいな羽はマダラフルカモメ。
顔が黒いハイイロアホウドリはかわいくて、見ていて飽きない。
午後、最初のイベントはBiosecurity。
これは明日、島に上陸するために必要な装備品のチェックで、着ていく衣類、リュックなどの持ち物すべてに土や植物の種などが付いていないかをスタッフが入念に調べる。
会場には掃除機からピンセットまで用意され、チェックする人はライトまで使う細かさ。
これぐらいやらないと孤立した島にも外来植物などが入ってしまうのだそうだ。
18時半からは船のキャプテンのご挨拶。
飲み物とおつまみが振舞われて
ポーランド人キャプテンが船の運航スタッフ、ホテルスタッフ、キッチンスタッフなどを紹介してくれる。
今回、船のクルーは総勢87人、それにクルーズツアーのスタッフが17名。
お客さんの方は定員140人に対して99名。なので客1人にスタッフが1人付くという贅沢さ。
お客さんのほとんどはニュージーランド人とオーストラリア人で割合は半々というところ。
他にアメリカ人やイギリス人も少しいたが、彼らのほとんどはNZかオーストラリア在住ぽい。
アジア人は自分と中国人のおじさんが二人だけ。おじさんの一人は世界中旅していてこのクルーズも2回目という年配者、もう一人はでっぷり太って誰とも交流しない怪しい中年。二人とも謎だ。
結構なお値段(物価上昇や為替のためもあって前回の南極クルーズのほぼ2倍)のため、お客さんの平均年齢はかなり高い。南米からの南極クルーズ経験者もほとんどそうじゃないかと思うぐらい多い。一度経験するとみんなペンギン信者になるのだね。
そんな中、若い女の子たちが17名もいて、聞けばクルーズ会社が募集したTrue Young Explorersという一種の奨学金の選抜者だという。応募資格は18歳から30歳、なぜこのクルーズに興味があるかを書いて選ばれるそうだが、みんな環境保護やら水族館勤務、海洋学専攻など本格的。客室に余裕がある時だけ募集するそうだが、ツアーのPRにも役立つし、スタッフに加わる人も出るなど一石二鳥、三鳥の賢い活動。ただしなぜ女の子ばかりなのかは謎。応募資格に性別は関係ないそうだが。
スタッフ紹介が済んだら今夜はキャプテンズ・ディナー。
サラダの後にシャンパン・シャーベット。
NZの羊はやっぱりすごくおいしい!レモンメレンゲパイまで大満足。
ドイツ人シェフ、ごちそうさま。
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