Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

NZと亜南極 9 Heritage Adventurer 乗船

2024-01-07 14:59:35 | オセアニア

11月26日 続き

ブラフ港から乗り込んだのは Heritage Adventurer 号。
 1991年にフィンランドで建造された船で現在の船籍はポルトガルのマデイラだが、今回のクルーズを催行するニュージーランドのHeritage Expeditions社の持ち船。青と黄色の船体がかっこよく、総トン数は8,378トン。

タラップを上がって船のスタッフに迎えられたらすぐに今夜からの船室へ。
 
客室はデッキ3からデッキ6まであるが、自分に割り振られたのはデッキ4のシングル部屋。
と言っても今回は豪華で、22㎡の部屋には大きなキングサイズベッドにソファがあり
  
 
収納もたっぷりでセーフティボックス付き。デスクのモニターでは現在位置から一日のプログラム、レストランのメニューまで見ることができる。
 
バスルームの設備も万全で、つい比べてしまう以前の南極クルーズの船室とは大違い。まあ、あれはあれで楽しかったけれど。

部屋をチェックしたらラウンジで出国審査があり、パスポートは船に預ける。
そして船に乗ったらまずしなければならない避難訓練。
 
部屋にある救命胴衣を持って最上階に上がり、救命胴衣の付け方を教わって
 自分の乗るべき救命ボートを確認する。
今回は中を見せてもらえなかったけれど、以前よりこれも大きなボートだ。

避難訓練が終わったら少し時間があったので、早速船内の探索へ。
 
自分の船室と同じデッキの後方には船客全員が一度に食事できるダイニングルーム。

 
その一つ上にはバーラウンジがあって、プレゼンテーションなどのイベントはここで行われる。
お茶やコーヒーは常に用意してあって、ここにあるクッキーがおいしいのだ。

 
デッキ6の前方はブリッジ、後方には朝昼に簡単な食事のとれるビストロがあって、その外はサンデッキ。

もう一つ上、ブリッジの上には図書室があって、
 
後方、避難訓練をした場所にはプールがある。この船はボルネオなど暖かい海にも行くのでこんな設備があるのだが、今回はもちろん出番なし。
 
さらにジムにジャグジー、サウナまであったけれど、これらは使わずに終わってしまった。

やがて集合のアナウンスがあり、ラウンジでツアーリーダーからこれからの旅の説明や注意。
 今回のリーダーはニュージーランド人のベテラン女性。テキパキしつつユーモアもあって、いかにも有能そう。

これが終わったら夕食の時間、みんなぞろぞろとダイニングへ。
 こちらでは昼、夜きっちりメニューが渡されて、前菜、スープ、メインにデザート、毎回2、3種類から選ぶことができる。ワインもニュージーランド産だけではなく、オーストラリアやアメリカ、チリなど毎日変わっていた様子。

初日に自分がいただいたのはニース風サラダにニュージーランド・サーモン。
 
このサーモンの焼き具合が中はしっとりパーフェクトで、盛り付けもおしゃれ。
今回の食事には期待できると考えているとにぎやかな声が聞こえてきて
 
オール・フィリピン人のキッチンとサービススタッフが歌いながらケーキを運んできた。
隣のテーブルの女性のお誕生日祝いで、お裾分けをいただいてしまった。

この食事をしている間、19時半に船は出港。
 
他に客船のいない静かなブラフ港を離れた。


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コメント (2)
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