Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

NZと亜南極 12 エンダービー島前編

2024-01-11 17:18:07 | オセアニア

11月28日

朝食を食べているうちにスネアズ島の南のオークランド諸島に到着。
 いくつかある島の中で一番北にあるエンダービー島に近づく。
 
島の周囲ほとんどは崖のようだが、一部に小さな砂浜が見えて、その一つに今日は上陸する。

 
ゴムボートで近づき、昆布に覆われた浜に上陸。
 その先の砂浜では大きなニュージーランド・アシカが早速お出迎え。

この島ももちろん特別保護区だが、クルーズでは許可を得て上陸。
 
草地に上がると砂浜にアシカがゴロゴロしているのが見える。

本日はこの島の外周をほぼ半周するトレッキングに参加。
 先導するガイドに続いて歩いて行く。

歩き始めは良く晴れて、青い海がきれい。
 
 
砂浜に座っているのはオオフルマカモメ。
 景色を見ながらぼーっと歩いていると思わぬところにアシカがいてぎょっとする。野生動物からは5m以上離れるように言われているが、突然現れるので離れようがなかったりする。幸いにして浜にいるのは若いオスなので、子連れのメスのようにこちらに向かってきたりはしない。

 
少し木の生えた方に入って行くとシダがたくさん生えていて、やがて前方が止まってしまったのでどうしたのかと思うと
 
行き先にキンメペンギンがいたのだ。英語ではYellow-eyed Penguin、その名の通り目が金色でそのまわりも黄色い。体長は6,70cmで、この種はコロニーを作らない。ニュージーランドにしかいない種で、ペンギンの中でも最も希少な種の一つとのこと。これが早速見られるとは、ここまで来た甲斐があった!

ペンギンに通せんぼされたので、また海沿いに戻る。
 
すると背の高い草がたくさん生えている所があるのだが、これがくせ者。長い草を踏んでしまうともう片足が引っかかるし、全く見えない根元は高くなったり、くぼんでいたりで歩きづらいことこの上ない。

それでも崖の上に出るとAuckland Island Shagという海鵜が巣を作っていて
  
  
岩の上にいたかわいい鳥はチドリの一種だろうか。我らが船の上にはうっすら虹がかかっているのが見えた。

 長い草が生えていない所ではピート層で地面がフカフカしている所もあって、こういう所は気持ちよく歩ける。

周りにはメガハーブと呼ばれる大きく成長した植物が見えて、
  
 これはメガキャベツなどと呼ばれるもの。
亜南極の島々では遭難船が多く、島に取り残された人々はこの葉っぱを食べたり、アルコールを作ったり(!)したのだとか。
 こちらはギザギザした葉のためだろう、メガキャロット。
 
なんだか安易な名付け方だ。

 
メガキャベツの間からもいきなりアシカが顔を出したりするが
 その向こうに林があるので、風除けのために中に入って
 
持参したハムサンドでお昼ご飯。

周りからは鳥の鳴き声がいっぱい聞こえて
 
これはかわいいニュージーランドヒタキ、Tomtit。
 他にもたくさんの種類の鳥がいて、熱心なバードウォッチャーたちはあれはなに、これはなに、と言っていたけれど、素人にはわからない。


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コメント (2)
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