Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

NZと亜南極 17 マッコーリー島後編

2024-02-02 16:00:29 | オセアニア

12月1日 続き

昼食後、船は少し南へ移動してSandy Bayの沖へ停泊し、15時からボートを下ろして島への上陸を開始した。

 島に近づくと浜にゴマ粒のようなペンギンたちの姿が見える。

 
石ころと岩だらけの浜に上がってまずは右手に歩いてみると
 
背の高いキングペンギンがどんどん増えて
 
大きなコロニーが見えてきた。

 中に丸っこくて茶色い毛皮が見えるのはヒナ。
  
キングペンギンは南極大陸にいる皇帝ペンギンにそっくりだけれど、ヒナは全く違う姿なのが面白い。フワフワと丸っこいヒナから大人になりかけの情けない姿の子供も見える。

 
キングペンギンは横になっていると鳥らしいが直立するとやけに人間っぽく見えるのが面白くて
   
やけに哲学的な顔をしているように見える。

 
この浜にもミナミゾウアザラシの子供たちがゴロゴロしていて
 コロニーの真ん中で大口開けてもペンギンたちはへっちゃら。
 
体を寄せ合って眠る子供たちはかわいい。

上陸場所から今度は左手に向かうとそちらにもたくさんのペンギンが見えて
 
手前にいるのはキングペンギンだが、その向こうで群れているのはロイヤルペンギン。
  
キングペンギンより小柄なロイヤルペンギンはオーストラリアのこの島辺りにしかいない貴重種。
 
イワトビペンギンのように頭に黄色い羽があるが、顔が白いのが特徴。
 
人間を恐れることもないが、けんかしちゃだめだよ。

この浜の群れの後ろには階段が作られていて、少し上がった草原の木道に通じている。
  
 
草原にいっぱい見えるのはメガハーブの一種。 
 ここでは花穂が長く伸びてきている。

 木道の先には展望台が作られていて、ここに上がると

ロイヤルペンギンの一大コロニー。
周り中ペンギンたちのギャーギャーいう鳴き声でまことににぎやか。
 
ロイヤルさんたちの頭の金髪は良く目立つ。

 
コロニーの中では座り込んでいるものもたくさんいて
 
よく見ると体の下に黒いヒナがいるのが見える。親鳥は餌を獲るのに島から何百キロも離れたところまで遠征するのだそうだ。

いつまでもここでペンギンたちを見ていたいが、展望台は小さいので10分ほどで次の人たちと交替しなければならない。
 
浜に降りたら足元に一羽、海から上がって来てお互いにびっくり。

さすが、ここは圧巻だった。
 2時間半ほどの滞在で名残惜しく島を離れた。


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