Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

NZと亜南極 20 キャンベル島後編

2024-02-10 16:24:24 | オセアニア

12月4日 続き

船で昼食の後、14時からまたボートを下ろして今度は島へ上陸。

 
研究者施設の桟橋があるので足を濡らさずに上陸できる。

桟橋の近くにはまた飛べないカモがいた。
 
この小さいカモは一度この島で絶滅したものを、ネズミの完全駆除の後に他の島から再移植したのだそうだ。

午前中は雪が舞っていたが、午後は日も差して暖かくなった。
 
桟橋から少し草地を上がって行くと
 
宿泊棟には「Beeman Cove Hostel」なんて表札がかかり、洗濯物も見えて研究者が駐在しているらしい。

この脇を歩いて行くとやがて木道が現れて
 
目の前の岩山を見ながらしばらく灌木の中を行くと次第に視界がひらけて
 
 

広々となんとも気持ちのいい景色。

 
枯草色に見える周りの草地の中にもよく見るといろいろな花が咲いていて
  
 
他の島でも見かけたなじみの花から
  
 
この島固有の花まで。

コケや地衣類だろうか、地面にへばりついた植物も面白い。

 
長く続く木道を上がって行くとやがて頭上を飛ぶアホウドリが見えてきて
 
向かいの山腹に白い頭が見えるのはサザンロイヤルアルバトロスの巣。
 
仲良さげなご夫婦の姿も見える。

  
 
風に乗って飛ぶアホウドリの姿はかっこいい。

来た道を折り返して戻ると船に日があたっている。
 この島では年間の89%は雨が降るそうなので、今日の午後はかなり天気に恵まれたようだ。

3時間半の上陸を終たら、これで今回のクルーズの船外活動は終了。
 お世話になった長靴ともこれでお別れ。

出航した船窓から外を飛び回るマダラフルカモメの写真など撮っているうちに
  
 船は湾を出て島の北へ向かった。

すると外を見ろとの船内放送が入って甲板に出るが、はじめは何を見るのかわからなかった。
近くにいる人の双眼鏡を借りてようやく納得。
 
崖にびっしり見える白い点々はこの島にしかいないというキャンベル・アルバトロスの大営巣地。
この島にはアホウドリが6種類も生息しているのだとか。

 
たくさんの鳥たちに見送られて
 キャンベル島を離れた。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする