Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

24年真冬の道南 1 三度目の銀婚湯

2024-02-23 16:55:37 | 国内旅行

2024年1月23日~1月27日 道南の旅

1月23日

今年最初のおと休パス、同行の友人が函館に行ったことがないというので行先は道南に決定。
ならば大好きな「銀婚湯」にまた行くことにした。

二度目の訪問の際には北海道新幹線が開通したばかりで8時過ぎの出発でよかったが、今は乗り継ぎの関係で初回と同じ、6時32分発のはやぶさ1号に乗らなければならなくなった。
 早朝からたくさんの人でにぎわう駅弁屋でたまごサンドを買って、朝霧の立つ景色を見ながら快調に東北を走り抜け、津軽海峡を渡って北海道へ。

と、この時は知らなかったが、この日、10時過ぎに大宮の手前で架線の事故があって、東北新幹線が止まってしまって大騒ぎになっていた。もし遅い出発にしていたらアウトだった。いやいやながら早起きしてよかった!

そんな騒ぎも知らず、新函館北斗駅に降りたのは二度目。
 
前回は乗り継ぎ時間が12分しかなかったので気が付かなかったが、この駅、2階と1階に小さなキオスクがあるだけで他には自動販売機もない。がらんとした待合室で40分待って
 
森行きの函館本線の普通車に乗車。

途中の大沼は凍って真っ白。
 
駅員さんたちも除雪で大変。

約1時間で終点の森駅。ここでまた1時間20分も待たなければならないので一度改札を出ると
 
べちょべちょの雪の駅前、温度計は0℃。

さて森駅といえばいかめしの駅弁で有名。10年前に来た時には駅の中に売店があってグッズなどまで売っていたのだが、今はなくなってしまった。
 
その代わり駅前ロータリーに面した店に派手なのぼりが立っていて、入るとおばあちゃんが「今日中に食べてください」と暖かいいかめしを渡してくれる。
 これを駅のベンチでいただいたのだが、10年前は580円だったものが今は880円。随分高くなった、相変わらずおいしいけど。

 13時50分発の長万部行き普通列車に乗れば
 
目指す落部駅までは16分。

駅前で待っていてくれた宿の車に他2名の男性客と乗り込んで
 
銀婚湯に到着したのが14時半。家を出てから9時間、これならバンコクまで行けるね、と友人。

 今回もトイレ付の新館に宿泊。
 
雪景色を見ながら一息入れたら、さあ、目当ての露天へ行こう。

以前来たのは2回とも11月のこと。その時もすでに雪があったが、さすがに1月では量が違う。
 
足跡もすぐに降る雪で隠れてしまう吊り橋を渡って、やってきたのはどんぐりの湯。
 
川に面したこじんまりとしたこちら、少し硫黄と油臭のするお湯がさすがに38℃とぬるめになっているが、その分ゆっくりと入れて気持ちいい~。

露天に一つ入っただけでじきに夕食。個室になった食事処に行くと
  
 
相変わらず品数多くておなかいっぱいになるが、あれ?夜食のお饅頭がなくなった。

 
夜中に大浴場に行くと、こちらの露天からは月が見えた。

1月24日

今回は連泊なのでゆっくりお湯めぐり。

 
まずは窓の外に来る鳥たちを見ながらたっぷりの朝食。
 
それから男女入れ替わったもう一つの大浴場へ。

今日は北海道は大荒れの天気、札幌など大変な雪になって各地で鉄道も運休とTVが言っている。
が、ここでは朝のうち降っていた細かい雪も少しすると止んだので、鍵をもらって一番遠いトチニの湯に入りに行こう。
 
積もった雪は文字通りのパウダースノー。思わず人型に倒れ込みたくなる。
 
10分歩いてたどり着いたお風呂は雪に囲まれているけれど
 
頭上には青空まで見えてきて
 ラッコちゃんも適温のお湯で気持ちよさそう。

部屋に戻るとちょうどお昼。
 以前はなかったが、今は連泊するとお昼におそばを出してくれる。温まった体に冷たいお蕎麦がちょうどいい。

午後は冬でも入れる残るもう一つの露天、かつらの湯へ。
 
この露天巡りこそ銀婚湯の醍醐味。時間をかけて来て連泊した甲斐があった。

 
2泊目の夕食もたくさんの品数に鍋は鶏すきになった。がどの料理も味付けが甘すぎて
 デザートも前はもっと手がかかっていたのに、と残念。
どうも料理人が変わったようで、一番おいしかったのはゆめぴりかのご飯だった。


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コメント (6)
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