3月1日
ホーチミンの日の出は6時ごろ。
一晩中点いていた川向うの広告ディスプレイがまぶしい。
ホテル・マジェスティックの朝食会場は最上階。
風の吹き抜けるテラスが南国らしい。
ホットステーションもあるものの意外に地味なビュッフェだけれど
パパイヤがとろけるおいしさ、今まで味が薄くてつまらない果物だと思っていたドラゴンフルーツも暑いベトナムではその味の薄さとみずみずしさがいいのだとやっと良さがわかった。
料理では米粉を使った料理がいっぱい。基本ベロベロした食感の物が多いが、こんなにバリエーションがあるのか、とこの後も驚かされる。
朝食を終えたらまたバイクを睨みつつホテル前の大通りを渡って
やってきたのはこちらの船着き場。
昨晩の散歩で見つけたウォーターバスに乗ることにしたのだ。
この水上バス、市内の渋滞緩和のために2017年から運行を開始したそうだが、11ある停泊所のうち現在停まるのは5ヶ所だけ、便数も終点まで行くのは一日4便、そのうち午前中は2便だけ、と事前に調べておかないとなかなか乗れそうにない。夕方、一番近い対岸のBình Anと言う所にだけ頻繁に便があるのは夕涼みに遊びに行く人がたくさんいるのだろう。
料金は一律15,000ドン(約90円)だが、窓口では行先を告げ、座席指定をもらう。座席はこちらからは選べず、定員以上は乗せないようだ。
船はこちら、船尾以外はすべて屋内で外に出られないのは残念。
スタッフは船長の他におじさんとお姉ちゃんの2名。
10:40に出発する頃にはぎっしり満席、外国人観光客が多数を占めている。
出航してしばらくすると窓の外には超高層マンション群が見えてくる。
あのやたらに目立つ81階建てビルの周りに密集して建てられているのだが、棟と棟の間が詰まっていて、ほとんどの部屋は隣のマンションしか見えないのではないだろうか。あんな所に住みたいかなあ。
満席の船もBình Anと次のThanh Daでだいぶ降りて、その先は20人もいなくなった。
河辺には別荘だろうか、瀟洒な家が並ぶが、その先にはまた高層マンションやなにやら新しい住宅群も見えた。
1時間で終点のLinh Dongに到着。
この先に見えるのはコンテナ・ヤード、対岸へのローカルフェリーが盛んに行き来している。
船の折り返しまで30分あるので船着き場から出てみるが、周りには本当に何もない(笑)。
小さな籠にぎっしり入っていたのはお寺で放すための鳥だろうか。
外には見当たらなかったが、この辺りはベトナムの魚醤、ヌクマムの産地だそうで
船着き場の出口に売店があったので、記念に小さい瓶を一つ買ってみた。
一本30,000ドン(約180円)、おいしいかな。
12時になったら折り返しの船が出航する。ここまで乗って来た全員がまた乗り込んで出発、終点のBach Dangに戻って来たのが13時。
特に何が見えるというわけではないが、たったの180円で2時間半舟遊びができるのだから、見るもののないホーチミンでこれはいい。
船を降りたらホテルの隣のカフェでお昼。
Runam というこのカフェ、この後ほかの町でも見かけたチェーンだったが
青いごはんのベジタリアン・プレートは盛り付けがおしゃれ。ライスペーパーなんちゃらと名前が付いた一皿は乾燥したライスペーパーをそのままハーブやタレであえたもので、食べ始めはその食感に驚いたが、エキゾチックなピリ辛味がちょっと癖になりそう。
そして今回ベトナムで試したかったのはこれ。
エッグ・コーヒー。
一体どんなものかと思ったが、卵黄とコンデンスミルクを泡立ててコーヒーに浮かべたもので、飲んでみると激甘カプチーノといったところ。卵味がするわけではないので違和感はないが、一度飲めば十分。
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