Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

白布温泉 西屋

2008-12-05 01:10:38 | 国内旅行
北京から帰った翌日、いつもの旅仲間と山形県白布温泉へ。

家に食料が何もなかったので新幹線に乗り込んだとたんに朝ごはん。
 おいし

東京から2時間ちょうどで米沢。1時間に1本のバスで白布温泉まで50分。
目指す西屋はバス停の目の前。
白布温泉・湯滝の宿 西屋 
 数日前に降ったという雪が築200年の茅葺屋根に残っていい風情だ。

玄関を入ると館内はすべて藤ござが敷き詰められてピカピカ。
 
通された8帖のお部屋はトイレもなく、窓もアルミサッシなどではない古い造りだがこたつが置かれてぬくぬく。 

ひとしきりブータンの話などしたところで、さあ、お風呂へ。
今日は我々の他に30人の団体が来るというからその前に入らねば。

長い渡り廊下の先にある滝湯。
  
中はもうもうと湯煙が上がり、5、6人で一杯になる浴槽もさだかには見えない。
と、最初に入ろうとした友人の「ギャー、熱い!」という悲鳴。
ここの温泉は60度の源泉かけ流し。遠慮なく水を足さないととても入れないのだ。
 ようやく入れるようになって上を見上げれば屋根の隙間からは光が入り、湯滝から温泉が落ちて、はあ~、気持ちいい~。
わずかに硫黄臭のする透明な温泉はしばらく入っていると肌がつるつるしてくる。

湯上りにちょっと宿の外に出たものの周りには何もなく、寒いのですぐコタツに戻ってウトウトしながら夕食を待つ。

食事は食事処のダイニングテーブルで。
 突き出しのもって菊やあけびが山形らしく
 凍みコンニャクやきのこの冷汁も山形の郷土料理。ここのは蕎麦の実を入れて食べる。

そして山形といえば米沢牛。
 たっぷりの牛刺に陶板焼き
 芋煮にもお肉がいっぱい

さらに
 焼きたての岩魚に
 土瓶蒸し

もう一つ、誕生日だからと友人達が追加注文してくれた特別料理
 珍しい鯉の白子。これがねっとりと甘くておいしかった。

 団体のおじさんたちの声も部屋の中までは届かず、白布の夜は更けていった。


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