Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

あこがれのアフガニスタン

2007-04-04 18:07:27 | 雑談
先日渋谷の本屋をうろついていてアフガニスタンのガイドブック(!)を発見、思わず購入。

Amazon.co.jp: アフガニスタンガイドブック―シルクロードと深夜特急の十字路: 本: Jujiro編纂室

このマニアックなガイド、2005年の9月に発行されているが、思えばこの頃はアフガニスタンの情勢もやや落ち着いて見え、いつも使っているS旅行社でも視察ツアーをだすらしい、という噂が流れていた。がその後また治安が悪化してしまって、とても物見遊山で出かけられるようなところではなくなってしまった。

思えばアフガニスタンに最初に興味を持ったのは高校生の頃。「シルクロードを全速力」という、イギリスからインドまで女一人で自転車で行ってしまったアイルランド人の旅行記を読んだ時だ。1960年代に女性一人でイスラム圏を旅行したのだから当然いろいろなトラブルにも遭い、特にトルコ東部やイランでは大変だったらしい。それがアフガニスタンに入ったとたん、「アフガン人は旅行者から金銭をふんだくることをまだ知らない」「アフガン人は紳士で、世界でももっともハンサムな国民だ」。行ってみたい!と思っているうちにソ連侵攻が始まってしまった。

高峰秀子の「旅は道づれガンダーラ」もおもしろかった。高峰さんがだんな様の松山善三と一緒に井上靖を団長とする学者の一団とアフガニスタンを旅行する話。あとがきに「水ナイ、酒ナイ、日陰ナイ、トイレもなければ雨もナイ」けれど「ああ、あの愛しいアフガニスタンへ戻りたい」とある。こういう国こそ行ってみたいではないか。

あこがれつつも遠いアフガニスタン。カイバル峠までは行った。

1999年の5月、タリバン政権下のアフガニスタンに国連の食糧援助トラックが隊列を組んで向かっていた。

以下はパリのギメ博物館の収蔵品。
 
 
いずれも1930年代にフランス隊が発掘したもので、取り決めにより半分はフランスへ、残り半分はカーブル博物館に収蔵されたのだという。本国に残された半分の運命を思うと、なんとも複雑。アフガン人のものはアフガニスタンに、が本来ではあるのでしょうが。

当分はガイドブックを見てあこがれ続けるしかない国だが、世界一のセクシーはげ、カルザイ大統領にはがんばっていただきたい。

にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年の桜 | トップ | デカン高原大横断 1 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お帰りなさい~! (orientlibrary)
2007-04-05 12:34:11
あれれ、今回はわりと短期間の旅行でしたか!? それとも時間のたつのが早いのか、、、お元気なようで何よりです~。おかえりなさ~い!!
これまで何回か。、こちらのブログをリンクしようとしていたですが、エキサイトの外部リンクというので、どうしても「この形式はリンクできません」となるんですよ。。どうしてかなあ、、??みんなどうやってやってるのかなあ、、何が問題なのかなあ??
25日から中央アジアに行ってきます。新しいこと始めようかな、と思ってまして、、(ひょんなことから)。またご報告しますね。
返信する
orientさま (lunta_november)
2007-04-05 16:25:13
これでも2週間インド行ってたんですよ。2週間なんてあっという間です。
中央アジアで新しいこと。なんかおもしろそうですね。報告、楽しみにお待ちします。
リンク、こちらからは勝手に張らせていただいてました(苦笑)。そちらのリンクや読者は面白そうな方が多いので。これからもよろしくお願いします。
返信する

コメントを投稿

雑談」カテゴリの最新記事