7月12日
早朝に目を覚ましてベランダに出てみると
おお、久しぶりの快晴で雪山がきれいに見える!
太陽が昇るにつれて目の前の緑のベルベットのような山にも日が差してきた。
気温は10℃以下、白い息を吐きながら食堂へ向かうと牛さんたちも出勤途中で顔を覗かせ
朝からハチャブリのがっつり朝食。
支度をして今日はいつもより早い8時15分に徒歩でホテルを出発。
これからシハラ氷河へ向かうのだが
もう目の前にはジョージア最高峰、5200mのシハラ山がどーんと見えていて、これを前方に見ながら歩くという、最高のコンディション。
左手にロマリア教会を見ながら歩いて行く。
シハラ氷河を水源とするエングリ川に沿って道は続くが、舗装こそされていないものの車も通れるよく整備された平坦な道。
馬で行くグループもあるが、たいていは歩きのグループが何組も、前になったり後になったりしながら同じ方向を目指す。
周りには様々な花が咲き乱れて、旅行社のツアータイトル「花のジョージアを歩く」に偽りなし。
と言うわけでこの道中で見られた花々はこちら↓
あっちこっちとフラフラ写真を撮りながら歩いて、2時間半で川を渡ったところにあるカフェに到着。
残念ながら営業はしていなかったが、ちゃんとしたトイレのあるこちらでしばし休憩。
ここからは花の多い斜面を登って降りて
しばらく行くとユリの群生地があった。
この先は岩がゴロゴロした緩い斜面を少し上ると
シハラ氷河に到着。
ここまで歩いた距離は10㎞だが、高低差は300mほどしかないので4回のハイキングでは一番楽な道だった。
氷河自体は土で汚れて灰色、山にも雲がかかって来てしまったが
岩に腰かけてお弁当。アルファ米のおにぎりはおいしい。
帰路は少し違ったルートで斜面を降りて
川沿いにカフェまで来るとシハラ山は雲に隠れてしまった。
それでも歩いて行く道には日が差していて、道端にはかわいいピンクの花がいっぱい。
この花、往路ではまだつぼみを閉じていたのが、昼になって鮮やかに花を開いたのだ。
帰路もホテルまで歩く予定だったが、少し時間がかかりすぎているということで、あと3分の1ほどの所で車が迎えに来てくれた。
車で戻れば村まであっという間だが、花の中を歩くハイキング、天気も良くて最高だった。
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その過程で年に数メートル程度の動きを伴っています。文字通り「河」なんですね。
そのため、地表面の浸食も行われていて、氷河の内部では岩石や土砂等が含まれていて、それが氷河の末端に現れ、黒っぽく見えるのです。
…てなことを大学で学んでおりました。
こちらの氷河では内部の土砂の他に表面にも周囲の土が吹き付けられていっそう黒っぽくなっていた様子。
氷河に間違いはないけれど、青い氷を期待していささかがっかりしたのも正直なところ。
でもハイキングは楽しかったです。