10月20日 続き
駅前から海辺の美術館と名付けられた遊歩道を歩く。
狭い水路の向こうは向島、小さな船がたくさん係留されている。
この通り沿いに今夜の宿があるが、まだ時間が早いので荷物だけ預けてすぐに観光へ。
まずやって来たのはお約束、高い所に登るロープウェイ乗り場。
片道500円だが、わずか3分で着いてしまう。
降りた目の前にはループを描くしゃれた展望台があるのでもちろん上る。
まだどんよりとした曇り空だが、尾道市と向島の市街が一望できる。
ここから少し下った所には尾道市立美術館があるがここはパス。
文学の小道で山を下るが、途中には有名作家たちの碑文がぽつぽつとあるのでそう名付けられている。が、名前は知っているが残念ながら読んだことのない作家ばかり。
途中にはなかなか商売上手な千光寺があり
ロープウェイが上がってくるところが良く見える。
このすぐ下には古い民家を改装したゲストハウスがあり
少し奥まった建物には観光パンフレットが置かれておしゃれな案内所になっている。
この先は狭い階段が続いていて、昔見た「転校生」を思い出す。もう40年も前の映画だ。
階段の続く街の景色は絵になるが、実際に暮らすのは大変だ。
ところでこの坂道、猫がたくさんいるというので土産物屋にも猫グッズがいっぱいなのだが、探しても一匹も現れない。
キョロキョロ歩き回るうちに山裾まで来てしまって、大きなクスノキの艮神社に出た。
この近くが「猫の細道」と呼ばれる所、と猫好きの同行者は探し回るがやっぱりいない。
3年前に来た弟は猫だらけだったというが、一匹も見かけないとは、不思議だ。
猫は諦めて本町通りのレトロなアーケードを歩く。
大和湯は古い銭湯だが、今は居酒屋になっている。
海沿いに出るとようやく天気が回復して青空が見えてきた。
ここで今夜の宿、Urashima Inn にチェックイン。
バーカウンターのあるフロントでチェックインするとあとはすべてセルフの今時の宿。
部屋は狭いが窓の外はすぐ海。
この建物は屋上に出ることができるので行ってみると
後ろにはさっきまでいた千光寺の山が見え、正面には向島とその手前の水道がきれいに見える。
と、妙な形の船がやって来るのに気が付いた。
まるでグレーのアパートが動いてくるかのような姿、よく見るとデッキの下に豪華そうな客室が見えて、船名はGuntu。
そういえばしばらく前に何かの雑誌で見たことがあった、瀬戸内を3,4日で回るクルーズ船で、お値段はなんと3日で一部屋100万以上もする。しかしはっきり言ってブサイクな船だ。
夕焼けも見えたのでそろそろ夕食にしよう。
今夜は宿のすぐ近くのお寿司屋さんに予約を入れておいた。
地魚のにぎりを頼むとマゴチや穴子、蟹の軍艦巻きなど出てきて、特にカサゴの仲間というマゴチがおいしかった。ウニはこの近辺では希少なのだとか。
最後はしめ鯖とかんぴょうを巻いてもらってごちそうさま。
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Guntu、グレーのアパートのようでしたか。
お値段めちゃ高いけど、お部屋に露天風呂ついてて
ごはんも飲み物も観光もオールインクルーシブと聞きました。
瀬戸内海を行ったり来たりしてるのでべたなぎだろうから露天風呂も可能なのでしょう。
贅沢なクルージングができるようですが、船はやっぱりかっこいいのに乗りたい。
まあ、しょせん貧乏人には縁がありません。
学生時代の同期の友人8人と 亡くなった友の墓参を兼ねた旅でした。
尾道のたくさんの写真…懐かしく拝見しました。
瀬戸内の風景は変わりませんが 猫はたくさんいました。
警戒感と大胆さが巧く均衡した猫さんたちでした。
お時間がおありの時でも その拙ブログ記をお訪ね頂ければ幸いです。
「亡き友を訪ねて」2014.12.8記
https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23cd629d23c8bbafa7648ecb035c3ab6
普段の行いの差でしょうか、尾道でいいお天気だったのですね。
猫もいっぱい。今はどこに行ってしまったのか。
岩国の錦帯橋、やっぱり行けばよかったかな、とデ某さんの記事で反省しました。