Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

「日展」&「モダン・アート、アメリカン」@国立新美術館

2011-12-05 18:38:16 | 機内食・映画・美術展
友人に誘われて六本木の国立新美術館へ。

  
雲一つない青空の下、周りの木々もきれいに紅葉して
 
建物の中に差し込む光がきれいだ。

まずは知人からいただいたチケットで「日展」へ。
友人の知り合いは書で入選しているのだが、正直「書」はまったくわからない。
中学校以来ご無沙汰の書道、この年になってみるとやってみたいとは思うのだが。

素人が見ても楽しいのは工芸部門。
染色やら陶芸やら、自分の好き嫌いで見られるので楽しい。
今回特に目を引かれたのは漆工芸。実用的な食器などではなく、絵画としての漆工芸は手法も様々、こんなにいろいろな表現ができるのかと驚かされる。

日本画部門も鑑賞するのが楽しい。
いかにもな着物美人の絵から、油絵かと思うようなものまで、こちらも表現は多彩。
しかしどこか柔らかい色合いがやっぱり油彩よりもこの国の空気には合っているように思う。

膨大な作品の数に圧倒されながら一通りめぐってロビーに出るとジョージア・オキーフのポスターに目が行ってしまった。
同じ館内でフィリップス・コレクションの「モダン・アート、アメリカン」展をやっているというのでそちらへも入場。

モダン・アートもアメリカ絵画もあまり趣味ではないのだが、ジョージア・オキーフだけは興味がある。
 今回はポスターになっていたこれを含めて4点。
いずれも小さな絵だが、ほかの作家がまだヨーロッパ絵画の模倣から抜け出ていなかった1920年代、この人だけはすでに自分のスタイルを確立してしまったところがすごいと思う。
オキーフだけ、もっと見たいなあ。

他の作品ではエドワード・ホッパーあたりが面白い。
ニューヨークなどの大都会を描いた作品が多くなるとヨーロッパとは違う方向が見えてきて、やっぱりアメリカにはモダンアートが似合うと思う。

美術館は楽しいけど疲れる、ということで鑑賞後はミッドタウンの「Nirvana New York」でカレーブッフェ。
 ここはカレー屋で、カレーは確かにインド風だけれどその他は店名の通り、あまりインド風ではない。
 だからインドでは決して出ないような生野菜のサラダなどあって、でもマスタードとおろし生姜であえた叩ききゅうりは美味。今度真似してみよう。
 およそインド風ではないデザートもしっかりいただいて、ごちそうさま。

帰りに「とらや」をのぞいたらこの子が連れて帰れというので
 連れて帰った。


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