11月5日 続き
さて、嬉野温泉での泊りはバスターミナルからすぐの「嬉泉館」。
階段を上がった所に玄関があり、通された客室はその上なので3階。
間口は狭いが奥に長い造りで8室ある。
今回お願いしたのは一番リーズナブルな6畳のお部屋。
窓からはすぐ隣に豊玉姫神社が見える。
温泉街の探検から戻ったらお風呂へ。
階下にあるお風呂の入り口はいささか殺風景、脱衣場もごくシンプル。
しかし扉を開けると右手にはシャワー付きのカランが並び、丸い浴槽が2つある。
こちらのお湯は自家源泉のナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で源泉温度は83.5℃もあるとのこと。
これを加水することなく冷ましてかけ流し、湯口の温度は54℃あるが投入量で調整しているのだろう、浴槽内はどちらの浴槽も長湯仕様の38℃。
普通ならぬるいと感じる温度だが、無色無臭のお湯はローションのようにつるんつるん。あまりの気持ち良さにいつまでも浸かっているとお風呂を上がってもしばらく汗が引かない。噂にたがわぬ素晴らしいお湯だ。
お風呂から上がったらじきに夕食。
食事処は一組づつ個室になっていて、テーブルにはすでにたくさんの料理。お品書きなどはないが、特に八寸のイカ、カニ、アワビ、ホタテなどがおいしくて喜んでいると
お造りがまためちゃくちゃうまい。
その後も一品づつ次々に料理が運ばれてきて、グラタンの中はホタテ、松茸の土瓶蒸しに天ぷらは穴子、これがまた絶品。
蕪蒸しが来た時には思わず「まだあるんですか」と聞いてしまったほどお腹いっぱいだったが、その後は噛む必要のないほど柔らかい佐賀牛が陶板焼きになって
食事はなんとマグロのにぎりが3貫。デザートにはゆずシャーベットもあって大満足。
寝る前と朝も温泉に入ればまたお腹に余裕ができるが
朝食にもたくさんのご飯の友に、嬉野温泉の名物であるトロトロの湯豆腐。
さらにハムエッグも来るからまた腹パン。
こちらのお宿、電話予約をした時にあまり説明もなく値段のオプションだけ示されたので、一番安い部屋で普通の食事をお願いしたところ一人14,000円だった。
そもそもここのお風呂が「九州八十八湯」に含まれているので選んだ宿だったが、お湯だけではなく食事もこれほど素晴らしいとは思ってもいなかった。
家族経営で奥さんはどうもあまり接客が得意ではなさそうだったが、また来たい宿が増えてしまった。
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お写真を見ているだけでゲップがでま~す!
家族経営とはいえ ペイ!するのでしょうかねぇ
三十年余前 勤め先の親睦旅行で湯布院~嬉野に参りました。
どちらだったか 広い川にそった大きな旅館(ホテル?)。
川が露天の温泉になっていて、大浴場からそのまま川に出られます。
二十代の若い人達はハシャギながら川に出かけました。
三十代はおそるおそる… 四十代以上はしぶしぶ…。
私は「しぶしぶ」のクチで、浸かって空を見上げると…
川に出るときはぜ~んぜん!気づかなかったのですが、
ホテルの各室の窓から鈴なりに!こちらを見てはりました。
若い女性と思しき方は拍手
オバサマ方は 黄色い声で「えぇよ~っ!」って
若い人は手を振って応えていましたが 私はじめ四十代以上は…
前を厳重に隠しながらスゴスゴと退散したのでありました
わが同僚の女性は反対側の室でしたので それはそれは安堵
旅の食事は「か き入れ」、旅の恥は「かき捨て」ってところかと…。
川に出られる露天風呂、今はもうないのでしょうね。
温泉街はあまり変わっていないのでは。
嬉泉館のお食事は本当に破格でしたね。
ご主人が料理担当のようでしたが、気前が良すぎるので奥さんは愛想なしだったのかも?