11月10日 続き
屋久島西半分の観光を終えて、本日の宿泊は島南部の尾之間(おのあいだ)。
が、ホテルに入る前に行きたい所があるので荷物だけ置いて車で送ってもらった。
行きたかったのは九州八十八湯の一つ、尾之間温泉。
国道から看板の通り入ると細い道が畑の中を通って行く。
その道のどん詰まりに目指す温泉があった。
人気のようで車がいっぱい。
激渋の番台で300円を支払い、スタンプをもらって中へ。
入ると地元の常連さんたちがすでにたくさん来ていて、お年寄りからお母さんに連れられた子供まで。
写真を撮るわけにはいかないのでネットから拝借したが、これは男湯だろう、女湯の方の壁画は女性が踊っている絵だった。
大きな浴槽で20人ぐらいは余裕で入れそう。底は玉石になっていてその足元から源泉が湧いているという素晴らしさ。
この日は45℃ほどだっただろうか、隣に入っていたおばさまが「熱すぎるんじゃない?」と気を使って水を少し出してくれたが、お湯が柔らかいためだろうか、ちゃんと入っていられたし、5,6歳の男の子もお湯に浸かっていたのはさすが地元っ子。無色透明でほのかに硫黄の香りのするお湯はpH9.6、なので肌がつるつるする。が、それ以上に新鮮なお湯で、気持ちいい~。
そうは言っても熱いお湯、長湯はできないので適当なところで上がると
休憩所は猫だらけ。どうやらノラに餌をやっているようで、外の駐車場にも何匹もいた。
モッチョム岳を見上げながら体を冷やしつつ歩いて20分。
今夜の宿、JRホテル屋久島に到着。
八角形の建物の真ん中が吹き抜けのロビーになったちょっと変わった造り。
ツインの部屋は窓際に小さな畳スペースなどもあっておしゃれだけれど、微妙な段差は夜中に躓きそうでちょっと怖い。
部屋に落ち着いたところですぐに夕食。1階のレストランへ。
尾之間会席と名付けられたコースは屋久サバ節や黒豚味噌、飛魚の付け揚げから始まって
和牛のアヒージョに飛魚と海老団子と地元の素材をうまく使っている。
黒豚のローストも添えられたソースがおいしく、デザートの抹茶プリンもとてもおいしい。
前夜も今夜も、屋久島のホテルの食事は期待以上だった。
食後はホテルの大浴場へ。
写真はHPから
ここも温泉でお湯の評判がいいのがこの宿を選んだ理由だったのだが、確かにツルツルのお湯ながら循環・加温・消毒ありで硫黄の香りも感じられず、共同浴場の素晴らしいお湯の後では正直がっかりしてしまった。
部屋に戻ってベランダに出てみると
海に明るい月が出ている。
雨の多い屋久島だけれど、島の南端だけは晴れることが多いというガイド氏の言葉は本当だった。
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