5月5日
リゾートホテルでの朝ご飯。
さすがに品数豊富で、特にハム、サラミ類がおいしい。3色の巾着包みは中も外もチーズ。中にはナッツやハーブが入った凝ったものだが色による味の違いはなく、これもやっぱりしょっぱい。
ホテルを出てセヴァン湖のほとりを南下し、やってきたのはノラドゥーズ村。
くすんでぱっとしない村の高台に今も現役の墓地があるのだが
ここに12~13世紀ごろからのハチュカルがたくさんあるのだ。
ハチュカル(十字架石)は教会にもたくさんあったが、ここにあるものはもちろんすべて墓石。
彫られた模様は一つ一つ異なり、黄色い苔が複雑な模様をさらに浮き立たせてきれいだ。
この墓地には平石を立てたものの他に「ゆりかご型」と呼ばれる背の低い墓石もあって
こちらも十字架が彫られたものが多いが、中には埋葬者の職業や人生が彫られたものもある。
これなどは結婚式の最中に騎馬の敵に襲われて死んだ者の墓とか。
この墓地には羊を連れたじいちゃんもいるが
目立つのは編み物をするばあちゃんたち。手編みの靴下などを売るためにいるのだが、これが愛想がなくてしかも結構しつこい。
アルメニア人はコーカサスの他の国に比べて総じて愛想がなく、あまり笑顔を見せないようだ。
ノラドゥーズ村を出てすぐにあるのはガヴァルの町。
ここで目立つのは道沿いにずっと伸びる黄色いパイプ。道をまたいでまで伸びるこれが何かと聞くと何とガスの供給用。
実は同じものはジョージアの田舎にもあってこの辺りではありふれた光景なのだが、なんと首都のエレバン市内にもあるとポンポコ研究所では報告している。
さらにこちらはむき出しのガスボンベを屋根に乗せたバス。
この国でガスの事故はないのだろうか。
しばらく行ったところでセヴァン湖岸を離れ、道はどんどん高度を上げていく。
周りに雪の残るこの辺りは標高2000mほどだろうか、集落が見えるが野原に人の姿が見えたのでちゃんとここに住んでいるのだろう。
やがて到着したセリム峠は標高2410m。
しかしここには標識の一つもない。
ここからちょっと下った2350m地点にはキャラバンサライの跡がある。
4世紀以来、ここをペルシャとアナトリアを結ぶシルクロードが通っていたそうだが、現在残る建物は1332年に建てられたもの。
入口には動物のレリーフが彫られ、中は天井から光が入る長~い倉庫のようになっている。
この周りにいっぱい咲いている花の写真など撮って遊んでいたら
下から霧がどんどん上がって来て、やがて周りは真っ白になってしまった。
そんな山道を慎重に下って、やがて崖の上に見えてきたのはノラヴァンク修道院。
相変わらず教会は霧にかすんでいるので、見学の前に腹ごしらえ。
教会のすぐ下にあるレストランで
本日のメインは羊の蒸し煮。あっさりとしているので羊が苦手な人達には評判が良かったが、脂がまったくないのでちょっとぱさついているのが羊好きには物足りない。
ところでサラダの上に見える脚の付いた台、アルメニアではどこのレストランでも登場したが、たくさんの皿が並ぶこの国らしくて便利だ。
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リゾートホテルでの朝ご飯。
さすがに品数豊富で、特にハム、サラミ類がおいしい。3色の巾着包みは中も外もチーズ。中にはナッツやハーブが入った凝ったものだが色による味の違いはなく、これもやっぱりしょっぱい。
ホテルを出てセヴァン湖のほとりを南下し、やってきたのはノラドゥーズ村。
くすんでぱっとしない村の高台に今も現役の墓地があるのだが
ここに12~13世紀ごろからのハチュカルがたくさんあるのだ。
ハチュカル(十字架石)は教会にもたくさんあったが、ここにあるものはもちろんすべて墓石。
彫られた模様は一つ一つ異なり、黄色い苔が複雑な模様をさらに浮き立たせてきれいだ。
この墓地には平石を立てたものの他に「ゆりかご型」と呼ばれる背の低い墓石もあって
こちらも十字架が彫られたものが多いが、中には埋葬者の職業や人生が彫られたものもある。
これなどは結婚式の最中に騎馬の敵に襲われて死んだ者の墓とか。
この墓地には羊を連れたじいちゃんもいるが
目立つのは編み物をするばあちゃんたち。手編みの靴下などを売るためにいるのだが、これが愛想がなくてしかも結構しつこい。
アルメニア人はコーカサスの他の国に比べて総じて愛想がなく、あまり笑顔を見せないようだ。
ノラドゥーズ村を出てすぐにあるのはガヴァルの町。
ここで目立つのは道沿いにずっと伸びる黄色いパイプ。道をまたいでまで伸びるこれが何かと聞くと何とガスの供給用。
実は同じものはジョージアの田舎にもあってこの辺りではありふれた光景なのだが、なんと首都のエレバン市内にもあるとポンポコ研究所では報告している。
さらにこちらはむき出しのガスボンベを屋根に乗せたバス。
この国でガスの事故はないのだろうか。
しばらく行ったところでセヴァン湖岸を離れ、道はどんどん高度を上げていく。
周りに雪の残るこの辺りは標高2000mほどだろうか、集落が見えるが野原に人の姿が見えたのでちゃんとここに住んでいるのだろう。
やがて到着したセリム峠は標高2410m。
しかしここには標識の一つもない。
ここからちょっと下った2350m地点にはキャラバンサライの跡がある。
4世紀以来、ここをペルシャとアナトリアを結ぶシルクロードが通っていたそうだが、現在残る建物は1332年に建てられたもの。
入口には動物のレリーフが彫られ、中は天井から光が入る長~い倉庫のようになっている。
この周りにいっぱい咲いている花の写真など撮って遊んでいたら
下から霧がどんどん上がって来て、やがて周りは真っ白になってしまった。
そんな山道を慎重に下って、やがて崖の上に見えてきたのはノラヴァンク修道院。
相変わらず教会は霧にかすんでいるので、見学の前に腹ごしらえ。
教会のすぐ下にあるレストランで
本日のメインは羊の蒸し煮。あっさりとしているので羊が苦手な人達には評判が良かったが、脂がまったくないのでちょっとぱさついているのが羊好きには物足りない。
ところでサラダの上に見える脚の付いた台、アルメニアではどこのレストランでも登場したが、たくさんの皿が並ぶこの国らしくて便利だ。
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狸田が出会った人たちは、みんな愛想がよかったポンが、老人は、あまり感情を表に出さない人が多かったかもしれないポン
いずれにしても、観光地とは程遠い場所ばっかり行ってたポンで、土産物売りとかにも出くわさなかったポン(笑)
ガスボンベを屋根に積んだバスは、イェレバン市内でも走ってたポン
TBさせてもらったポン~
土産物売りは一番多かった、といってもたかがしれてますが。
ロシア人以外の観光客の受け入れはまだこれからって感じですね。
チーズの入った巾着の皮、ブリックみたいなものかと思ったら、ちょっと厚くて柔らかそうですね。
ハンガリーやドイツでも町をパイプが走ってますよね。
でも、確かガスではなかったはず。
脚のついた台、良い考えですね。
私も小皿料理が多い時は、メインを海の幸プレートの台に乗せよう!
この形でスーパーでも売られていたので人気の前菜なんでしょうがかわいいですよね。これで塩気がもっと少なければいいんだけど。
ハンガリーやドイツのパイプは気が付きませんでしたが何を運んでいるのでしょう。水ぐらいならいいけど、ガスはやっぱり不安を感じちゃいますよね。
脚台のテーブルセッティングはなるほど、と感心しました。こんな形の鍋敷き、大昔うちにありましたけどね。