Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

インド料理でオフ会@麹町「アジャンタ」

2015-09-08 14:21:27 | 食べ歩き
いつもその縦横無尽なB級グルメレポートを楽しませていただいているkimcafeさんにお誘いいただき、「ヤムの会」なるオフ会に参加させていただいた。

 会場は麹町の「アジャンタ」
名店との噂は知っていたが訪れるのは初めて。地下鉄出口からすぐで、これは便利。

約束の時間に行くとメンバーが続々と登場。
実行委員長のkimcafeさん、書記・幹事のtrintrinさんヒョウちゃんさんとんびさんカルロスさんpregoさんスクムビットさんに唯一の非ブロガーのKさんの総勢9名。

全員が揃ったところでまずは自己紹介と今後の旅の予定を報告。
みんな年末までにどこかしらに旅行を計画しているところがさすが旅好きの集まり。

初対面ながらあちらのこと、そちらのこと、と楽しくお話しさせていただくうち、お料理もどんどん登場する。

まずは前菜としてパコーラセットにタンドーリミックス。
 
タンドーリは骨付きラムをいただいてしまったが、これがまあ、おいしいこと!

 
ドーサもイドゥリも本場の味だけれど、イドゥリが3つで1600円の麹町値段にはちとびっくり。

 カレーはマトンにチキン、フィッシュ、コフタに野菜。それぞれカレーソースがまったく違った味わいでどれもおいしいが、特に激辛のマトンはお肉がすばらしくおいしく、ココナッツミルクにタマリンドの効いたカジキもうまい。

  締めには南インド風コーヒーをいただいたが、高いところからコーヒーを落とすパフォーマンスを始めようとしたとたんにみんなにカメラを向けられてネパール人のウェイター君は緊張しまくり。
ブロガーの悪い病気でごめんね。でもこのコーヒー、甘すぎずにとてもおいしかった。

南インド帰りのヒョウちゃんにはいかにもインドな香りのハーバル石鹸、エチオピア帰りのkimcafeさんにも石鹸とトイレットペーパーをお土産にいただいたが
 エチオピア石鹸は汚れは落ちてもすべて青く染まりそう。

ヤムの会の皆様、仲間に入れていただいてありがとうございました。


でこの翌日、今度は元同僚のおじさんで定年退職後にチャリで世界旅行を始めた人が一時帰国したと言うので、その帰朝報告会へ。
3ヶ月間カナダからメキシコまで旅行したこの方、今月末からは今度は4ヶ月南米に行き、その後はアフリカからアジアまでグレートジャーニーをするつもりとか。

日本のおじさん、おばさんは元気だ。


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ラダック再訪 4 ニェモ村

2015-09-06 12:47:56 | チベット文化圏
8月17日

朝、8時過ぎにホテルのダイニングに降りて行くがお客さんは誰もいない。
唯一よく働くボーイ氏がメニューを持って来てくれたのでオムレツとアルーパラタを所望。
 時間はかかるがなかなかおいしい。

午前中は部屋でのんびり過ごし、またゾムサにアプリコットラッシーを飲みに行ってから旅行会社の事務所へ。

今回は現地集合のツアーに参加してヌブラとパンゴンツォに行く。
いつもお世話になっている東京のGNHと、現地のHidden Himalayaの共同企画で、ラダックのガイド本も出している山本樹氏がツアーガイドのスペシャル・ツアー。

今日はILP(Inner Line Permit/特別許可証)取得のためにパスポートを預け、明日からのツアーメンバーと顔合わせのための集合。
ヌブラへのメンバーは総勢9名、30代から70代までと年齢幅は広いが、一人を除いて全員ラダックのリピーターというのがマニアック・ツアーらしくて素晴らしい。

1時間ほどでミーティングを終えて、昼食のために適当なレストランへ。
 他にほとんどお客のいない店だったのでいささか不安だったが、30分も待たされて出てきたチキン・モモはプレゼンテーションもお味もとてもいい。ミントレモンがあるのも個人的にポイント高し。

午後は再び旅行社のオフィスに戻って、手配した車で出発。
この旅行の前に「まだ知られていない壁画のある寺はないか」と問い合わせていたところ、Hidden Himalayaのサチさんが良さげな所を見つけてくれた。先の顔合わせでそこに行く同行者を募ったところ、3名の方が同意してくださって車のシェアができたのだ。ラッキー。

向かった先はレーから下ラダック方面へ小一時間、インダス川とザンスカール川の合流点にあるニェモ村。
 ポプラに囲まれて麦畑の中に白壁の家がぽつぽつと建ついい感じの村。

この村の一番高いところには新しく建てられたらしいゴンパ。  
  
お坊さんがいなくて中を見ることはできなかったが
 
階段脇にはなかなか丁寧な造りのツァツァを収めた祠がある。

村の中へ戻ってちょっとうろうろ。
 
家や畑は胸ほどの高さの石塀に囲まれ、木陰になった小路はいい感じだが、日の高い時間のためか村人の姿は全く見えない。

 
村の中心と思しきところにはご神木らしくタルチョの巻かれた2本の大木があって、その脇に建つのが目指すこの村の古いゴンパ。
  ドライバー氏が呼んでくれた鍵番のおじいちゃんに開けていただく。

 
中に入ると小さいけれどびっしり壁画に覆われた素敵なお堂。
奥にツォンカパがいらっしゃるのでここはゲルクパだろう。
  
一番奥のガラス扉の向こうのご本尊はここがチャンバ・ゴンパと名付けられているのでおそらく弥勒菩薩。
  
  
 
壁画は17、8世紀の物だろうか、傷みの目立つ部分もあるがオリジナルの壁画らしく、丁寧な筆遣いが予想以上に素晴らしい。
ラダックはこんな小さな村のお堂にもお宝が埋もれているから楽しいのだ。

 子守中のおじいちゃん、ありがとう。
 村中にアプリコットはいっぱい生っていたが、おじいちゃんの家の庭のアプリコットは絶品だった。

レーに戻る前にインダス川とザンスカール川の合流点で写真ストップ。
 この川をまっすぐ奥へさかのぼればザンスカール。
川沿いの道は8年前から工事していたがその後どうなっているかとザンスカーリのドライバーに聞くと、「政治家が興味を失ったらしくて途中でストップしたまま。開通がいつになるかはわからない」とのこと。
インドらしい。


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ラダック再訪 3 上ラダックのゴンパめぐり 後編

2015-09-04 19:13:17 | チベット文化圏
8月16日 続き

ティクセからさらに南へ向かうが、途中の道は8月頭に降った大雨の影響で狭まって車がつかえているところがあったり、ムスリムのデモのために道路が封鎖されているところがあったり。
おかげでぐるっと迂回するはめになったが、幹線と並行する細い道に入ってもらってやっと次の目的地へ。

 
これもまた小高い岩の上に建てられた17世紀建立のスタクナ・ゴンパ。

このお寺にはリンポチェ(活仏)がいらっしゃるが、先代が数年前に亡くなって代替わりしたばかりとのこと。
ザンスカール出身のガイドがこの寺と懇意とのことで、リンポチェに会いましょう、と居室にいれていただく。
  
中庭から入ったこの部屋で冷たいジュースやチャイなど出していただいたが、リンポチェはお昼寝中とのこと。
 
何しろこの下の写真が現在のリンポチェ、まだ4歳なので部屋の隅にはおもちゃの車も転がっている。
上の写真は聞きそびれたが、おそらくブータンのどこかのお寺のリンポチェ。こちらもまだ子供のようだ。

それでは先にお寺の見学を、と居室の向かいにあるドゥカンへ。
  
 
中は明るくて壁画も新しく、色鮮やか。

この奥の小部屋はドルジェ・パンモ・ラカン。
 
ちょっとなまめかしい女性の面があってどきっとする。

さらにその隣の小部屋はラマ・ラカン。
 
中央の長いあごひげは17世紀にブータンを統治した初代シャブドゥン、ンガワン・ナムギャル。この像があるのがこの寺がブータン系である証し。
 
こちらの壁面も壁画に覆われていて楽しい。

そうこうしているうちにリンポチェがお目を覚ましたと言うので行ってみると
  
リンポチェ、スマホに夢中になっている。
我がガイドが「リンポチェ、お話ししましょうよ。今、忙しいですか?」と聞くと、「キャンディークラッシュやってるから今忙しい」だって。

賢そうな顔をしているが、3歳半で生まれ変わりと認定されてこの寺に連れて来られたまだ4歳の子供。
お付きのお坊さんたちが目に入れても痛くない孫といった顔をしてニコニコ見守っているのが印象的だったが、もう少し大きくなったらブータンのお寺に修行に送られる予定とか。
促されてパタパタとお守り紐を取りに行き、頭に手をかざして祝福してくれた。

日もだいぶ傾いてきたが、まだ間に合うだろうと言うことで最後はへミス・ゴンパへ。
 
ここはラダックでも最大のゴンパ、本堂も14年前より立派になっているし、来年は12年に一度の大祭があるのでさらに多くの参拝客を見込んでいるのだそうな。

時間がもう遅いので、ここは一番壁画の多いラカン・ニンパだけ見学させていただくことにする。
 
ちょうど壁画の修復作業中とのことで、見ているととても丁寧な仕事ぶり。
  
  
 
細部に金箔も使われた鮮やかな壁画はさすがへミス。

無事見学を終え、レーへ戻ろうと車を急がせていると、夕方の空に先ほど訪れたスタクナ・ゴンパのシルエットが見えた。
 あの岩山の上で4歳の子供がお母さんと離れて今夜も眠るのか、と思うと凡人としてはいささか切ない。

到着日にもかかわらず具合が悪くなることもなく、半日で効率よくゴンパめぐりができて大満足でレーに帰着。

夜は軽く麺にしておこうと
 
おしゃれ系のヌードル・ショップでチベット麺のトゥクパ。
緑のジュースはヨルダンやシリアで飲んだミントレモンジュースだが、レーのこじゃれた店にはたいていある。なぜここに、と思うが、おそらくはたくさん来るイスラエル人観光客の影響だろう。

 すっかり明るくなったウィンドーと、夜でも大勢のツーリストの姿に驚きつつ、ラダックの初日終了。  
 

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ラダック再訪 2 上ラダックのゴンパめぐり 前篇

2015-09-03 18:22:05 | チベット文化圏
8月16日 続き

正午、手配してあった車とガイドと共にホテルを出発。
本日午後は上ラダックの修道院めぐり。
ラダックは今回で4回目だが、上ラダックは14年前の初訪問以来ご無沙汰なので、久しぶりに行ってみることにしたのだ。

まずはレーの町から15キロと近いシェイ・ゴンパ。
 
17世紀建立の王宮の上にゴンパがあり
 
中には金色の大仏がいらっしゃる。
 
周りの壁面は青地の壁画で埋め尽くされ
 
傷みは目立つがオリジナルのままのようで繊細な筆遣いが美しい。
久しぶりに嗅ぐバターランプとお香の混ざった匂いにうっとり。この雰囲気が恋しかった。

このゴンパにいるお坊さんの被り物がおもしろくて、これは他のチベット圏で見たことがないがへミス系ドゥクパに特有らしい。
 
お堂の中では床に並べた白黒の小石を拾いながらお釈迦様の周りを回っている人がいて、石は回る回数を数えるための物とか。これも他では見たことがなかった。

 
お堂の前に広がる景色がまた胸を広げるようで、この空の近さがラダック。

次に向かったのはシェイから4キロのティクセ・ゴンパ。
 岩山の上にそびえる姿が見事なゴンパで、15世紀半ばの創始というが僧坊は今も増殖しているとのこと。

このお寺さんは経営も上手なようで、門を入ってすぐの所にはツーリスト向けのお土産屋やレストランがあるが、我がガイドさんが案内してくれたのはこちら。
 
お坊さんたちの食堂。
 
部屋の端には大きなかまどがあって、裏の厨房に回ってみると焚口に薪の跡があるので今も現役のよう。

ほとんどのお坊さんたちはもう昼食を終えてしまっていたが、鍋の中にはまだ食べ物が少し残っている。
  ということで、お坊さんのあまりものをお相伴!
本日のメニューはごはんにダル、カリフラワーのターメリック炒め。どれもとても優しい味付けでおいしい。
テーブルにいらした英語の堪能なお坊さんによると、食材は自分たちの畑で採れたものだとか。
このお寺には70人ほどの僧侶がいて、一番幼い子は7歳ぐらいからここで学ぶのだそうだ。

 お腹を満たしたところでまずはチャムカンへ。
 
ここは1980年にできた新しいお堂だそうだが、中には宝冠をかぶった大きな弥勒菩薩。
 
周りの壁にはお釈迦様の物語などが描かれている。

チャムカンと中庭を挟んだ反対側にあるのが本堂であるドゥカン。
 
 
入って左手の壁には千仏画
 
 
右手には曼荼羅や密教らしい守護尊像がカラフルに描かれている。

このドゥカンの奥にはもう一つ狭いツァンカンと言う部屋があって
 
ここはお釈迦様やグル・リンポチェの周りを囲む動物の壁画が
 
まるで漫画のようで面白い。

ドゥカンの脇の階段を上がった所にはゴンカン(護法神堂)があって、ここは狭いが大迫力。
  
顔を布で隠した護法神像が何体も並び、
  
壁の状態は剥落も多くて厳しいが
 
新グゲ様式の千仏画が素敵すぎる。


眼下に見えるのはインダス川。

この川に沿って、次のゴンパへ向かう。


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