文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

書評:通になれる 古典芸能を楽しむ本

2014-02-10 08:28:15 | 書評:学術・教養(人文・社会他)
「通」になれる 古典芸能を楽しむ本 落語・歌舞伎から能・狂言まで (PHP文庫)
クリエーター情報なし
PHP研究所


 最近少し歌舞伎や文楽などの古典芸能に興味を持っている。地方住まいなので、実際の舞台を観に行くということはなかなか難しいので、もっぱらテレビで放映されるのを視るだけなのだが、ちょっと困ったことがある。興味は確かにあるのだが、どうにも途中で飽きてしまうのだ。テレビでは、全体のごく一部しか放映しないことが多いが、それでも、少し視ていると、それ以上注意力が続かない。

 一番の原因は、何をやっているか良く分からないということだろう。話の筋も、言っていることも良く分からない。いったい、どこをどのように楽しめば良いのか。そんな折見つけたのがこの「通になれる 古典芸能を楽しむ本」(日本博学倶楽部:PHP文庫)だ。

 本書には、「落語」、「歌舞伎」、「能」、「狂言」、「文楽」の5つの古典芸能について、その成り立ち、特徴、見どころ、代表的演目から、上演場所、チケットのとり方まで幅広く説明されている。これは、私のような古典芸能ビギナーにとっては、最適の入門書だろう。

 落語はともかく、他の4つは、ビギナーにはなかなか敷居が高い。その大きな原因は、これらの古典芸能は、ある程度の知識がないと楽しめないということにあるのではないだろうか。しかし、本書を読んでおけば、基本的な事は分かるので、訳も分からずに観ている状態から脱出して、見どころを楽しめるようになるだろう。日本人の教養として、この程度は、是非知っておきたいものである。

☆☆☆☆

※本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。



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出雲大社(出雲大社へ初詣2)

2014-02-10 06:12:28 | 旅行:島根県


 バスが高速ではなく、一般道を走ったため、約1時間遅れで出雲大社に到着する。あれだけの大雪だったにも関わらず、出雲は不思議な事に殆ど雪がなかった。さすがは神々の故郷。これも大国主の命のご加護のおかげか。しかし、山陰の天気は移ろいやすく、滞在したほんの1時間の間にも日が射したり、雨がぱらぱら降ったりとめまぐるしく変わる。




 これが新しくなった出雲大社の本殿。同じ式年遷宮といっても、伊勢神宮は別のところに建てるようだが、出雲大社の場合は、行ったん神様を別の場所にお移しして、本殿の屋根を吹き替えたり、修理をしたりするということで、場所が移るという訳ではないらしい。本殿の改修は終わったが、摂社・末社の改修は平成28年までかかるという。なお、この本殿は、国宝に指定されている。

 色々と心配事も多いので、出雲の神様に、願をかけてきた。聞き届けてくれれば良いが。




 ところで、かって「雲太、和二、京三」という言葉があったように、出雲大社は、かっては、東大寺大仏殿、京都御所の大極殿を押さえて、日本一高い建物だと言われていた。高さも現在の倍はあったという。これは伝説とも思われていたが、実際に心御柱が発掘され、言い伝えが正しいことが証明された。このマークが、心御柱の発掘された場所を表し、本殿の前に、合計4か所つけられている。

○関連過去記事
道の駅布野(出雲大社へ初詣1)

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