文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

道の駅布野(出雲大社へ初詣1)

2014-02-09 17:56:37 | 旅行:島根県


 色々と忙しくて、まだ初詣にも行っていなかったが、せっかく行くのなら、60年に1回の式年遷宮で話題の出雲大社にしようと、日帰りのバス旅行に申し込んでみた。バス旅行も何年かぶりなのだが、こういう時に限って珍しく大雪が降る。きっと中止になるかと思っていたのだが、決行とのことだ。ただし、高速道路は通行止めになっているので、一般道を行くことになる。満席だと聞いていたが、雪で何人かキャンセルがあり、おかげで一人で二人掛けの席をゆったりと使えた。

 上の写真は、トイレ休憩で寄った、「道の駅布野」。ずっとこんな雪景色なので、車が少なく、案外と順調にバスは進んでいった。




 これがそのバス。運転手さんも雪の中大変である。




 このバス旅行は、昼食付き。ただし、写真の幕の内弁当だ。最初に紙パックのお茶と一緒に配られて、食べたくなったらいつでも食べてくれということらしい。健康上の理由もあり、普段の昼飯はもっと質素なので、これでも少し量が多かった。

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書評:えーっ! これ、言い間違い!? (知っていないと恥ずかしい日本語)

2014-02-09 11:21:44 | 書評:学術・教養(人文・社会他)
えーっ! これ、言い間違い!? (知っていないと恥ずかしい日本語)
クリエーター情報なし
飛鳥新社


 よく間違って使われる日本語を、本来の意味や使い方などといっしょに漫画で紹介した、「えーっ! これ、言い間違い!? (知っていないと恥ずかしい日本語)」(かおり&ゆかり:飛鳥新社)。

 歳の功のためか、知っているものもだいぶあるのだが、案外と誤解していたことも多く、なかなかためになる。一読すれば、話の種にできそうなものがたくさん見つかるだろう。双子だという著者のお二人の描く漫画も、ほのぼのとしたタッチでなかなか楽しい。
 
 ただ言葉の場合は、何が正しいのかというのは、なかなか難しい。同じ日本語でも、時代と場所で変化していくからだ。時代とともに変化する例としては、源氏物語のような古典文学と現代の小説を比べてみれば良いだろう。言葉の時間変化を間違っているというのなら、今でも、「とっても可愛らしい」というのを「いとかなし」なんて言わないといけなくなってしまう。

 もっと卑俗なところろでは、若者たちが良く使う「ヤバい」という表現がある。これは、元々「危ない」といったような意味で、あまりまっとうな事をしていない人たちの間で使われていたスラングだったのだが、今の若者は、「すごい」事を表すための褒め言葉としても使うと言うから驚きだ。

 言葉の場所による変化の方は、方言をあげれば十分だろう。山口弁では、機械が故障する事を「破れた」という。例えば「冷蔵庫が故障した」ことを「冷蔵庫が破れた」というのだが、これを他の地方の人が聞くと、冷蔵庫に穴でも開いたのかと思うらしい。でも、方言が正しい日本語でないと言われると、地方の人は怒ることだろう。

 結局、言葉というのは、あるコミュニティの中での約束事でしかないのだ。だから、犬のことをこれから「ほじゃほじゃ」と言おうとするのなら、コミュニティ内でコンセンサスさえ得られれば良い。「世論」の読み方も本来は「せろん」なのだが、間違って「よろん」と読む読み方が社会に定着してしまい、今はどちらも辞書に載っている。

 だから、本書にある「正しい」使い方というのは、本来はこうだと言う位に考えた方が良いかもしれない。もしかすると、あと何十年後には、本書にある間違った使われ方が、堂々と辞書に掲載されているかもしれないのだから。 

☆☆☆☆

※本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。

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