北海道新聞のサイトに、今日付で「訴える「さよなら原発」 札幌で集会 上田前市長ら演説」という記事が掲載されていた。札幌の大通公園で、8人がステージで演説して気勢を上げたらしい。残念なことに、有料でないと全文が読めないので、いろいろ探してみると、四国新聞のサイトに、昨日付で「泊原発再稼働に反対訴え/札幌市中心部でデモ」という記事が掲載されていた。
主催者の発表によると、2500人(ホンマかいなと思うが)もの人間が、雨天にも拘わらず、大通公園からJR札幌駅まで約1キロを原発反対を唱えながらデモ行進したらしい。
気になるのは、参加者の発言だ。「北海道の電気は足りている」と思っているらしいが、それは地元の電力会社がかなり無理をしている結果だということを理解しているのだろうか。一度火力発電所を見学してみるといい。どこも古く、鉄管にはサビが浮いており、よく動いているなと思う。全国的に原子力が止まっている今、どの電力会社も廃止にしてもおかしくないような古い火力発電所を使って、なんとか電気を供給しているのである。
しかし、無理は永遠には続かないということは明らかだ。この状態がずっと続けば、今は動いている火力発電所もやがては動かなくなるだろう。その時になっても、果たして「電気は足りている」と言い張るのであろうか。