文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

目の定期健診他

2016-10-18 22:18:34 | その他
 今日は2012年に黄斑円孔の手術をした左目の半年に一度の定期健診日。未だに多少の歪みが残っていることと、その際に入れた人口水晶体が固定焦点なので、近くのものになかなかピントが合わないという悩みがあるが、検査の結果は特に何もなし。まあ、手術前とは比較にならないくらいましになっているので、現状維持ならよしというところだろうか。

 ついでに、いろいろと用事をすまして、最後は放送大学に新学生証を受け取りに行った。この10月から5回目の入学となったためだ。

〇関連過去記事
目の定期検診
黄斑円孔2
黄斑円孔1
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野球なんてどうでもいいがな!

2016-10-18 19:48:03 | オピニオン
 こちらでは、テレビをつけると、「黒田引退」のニュースで一日中騒がしい。どのチャンネルを回しても、似たようなことを放映しているから、野球にまったく興味がない私にとっては鬱陶しくてしょうがない。

 そもそも、最初に「黒田引退」と聞いて、それ誰やと思ったくらい、私は野球には興味がない。こちらに住んでいる人間がみんなカープが好きなわけではないのである。

 それにしても、問題山積の日本で、たかが野球でこれだけ電波を使っているというのはどんなものだろう。もっと他に、いくらでも報道に値することはあると思うのだが。
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書評:マツリカ・マハリタ

2016-10-18 13:20:28 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)
マツリカ・マハリタ<「マツリカ」シリーズ> (角川文庫)
クリエーター情報なし
KADOKAWA / 角川書店

・相沢沙呼

 なんだかとっても色っぽい表紙イラストが気になる本書。マツリカシリーズの第2弾だ。このイラストだけで、思わず買ってしまいそうである。

 これは、学校の向かいにある廃墟ビルに住む謎の美少女マツリカと、彼女の下僕もとい、彼女に魅了された少年・柴山祐希の物語。

 本書は4つの短編からなる連作短編集となっている。それぞれに小さな謎が提示されて、それを解決しながら全体として、一つの謎にせまるという構成だ。

 全体を流れるのは、「一年生のりかこさん」に関する謎。これは柴山の通う高校の学校伝説のひとつで、飛び降りて死んだ子が、幽霊になって出てくるというもの。最初の方で出てきたこの話が最後には大きな意味を持ってくる。

 収録されている話を簡単に紹介しよう。

○落英インフェリア
 写真部に仮入部中の一年生が、どこかに消えてしまった。松本まりかという名の彼女は、一年生のどのクラスにも見当たらず、集合写真にも写っていない。彼女が「一年生のりかこさん」なのか。

○心霊ディテクティブ
 写真部に新たな怪談が。小西さんが現像に出したフィルムが全て感光したのだ。小西さんの腕前ではフィルムを感光させるような失敗をするとは思えない。しかし、カメラを置いていた部屋は密室。いったい、なぜこんなことに。

○墜落インビジブル
 マツリカに言われて、しぶしぶ旧校舎にあるという「怪奇絶叫殺人ロッカー」を調べることに。柴山がロッカーに入っていると、同じクラスの村木翔子が誰かと入ってくる。しかし「リカコ」と呼ばれたも一人は出ていくところは見えなかったにも関わらず、消え失せてしまった。村木が話していたのは「一年生のりかこさん」なのか。

○おわかれソリチュード
 「おまえ、わたしがいなくとも、もう生きていけるわね」(p207)
 マツリカが気になる発言を。これには、柴山が、どんどん友達に囲まれるようになったことがあるのだが、こんどはマツリカに「一年生のりかこさん」疑惑が。果たしてマツリカの正体は。

 本作では、柴山は無事に2年に進級している。中学のときに、不登校歴があり、クラスに馴染めなかった彼だが、本作では次第に友人が増えていく。変な関西弁を喋る高梨千智。赤い眼鏡がトレードマークの小西さん。一つ目の話に出てきた松本まりかからは「ゆうくん」と呼ばれる間柄になる。

 役たたずと自分を卑下していた柴山だが、マツリカと関わっているうちに、日常が大きく変わっていく。この作品は、人の死なない学園青春ミステリーであると同時に柴山が、変わっていくという一種の救済の物語でもあるのだろう。

 話の流れから、これでシリーズ完結かと一度は思ったが、すっかり作者の仕掛けたトリックに引っ掛かってしまったようだ。まだまだシリーズは続きそうでひと安心といったところである。それにしても、柴山がマツリカさんの下僕3代目だったとは・・・。まあ、マツリカは、ドSだが、ミステリアスで寂しがり屋の美少女なのだから、下僕希望者は意外にいるのかもしれない。とりあえずは、マツリカが幽霊でも実年齢ウン十歳の美魔女でもなかったということが分かってほっとしたが(笑)

☆☆☆☆☆

※本記事は、「風竜胆の書評」に掲載したものです。

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