文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

大人も知らない夢の見つけ方 女子高生と魔法のノート

2021-01-29 10:20:14 | 書評:小説(その他)

 

 このタイトルを見て、最初はノートをいかに効果的につかうかについてのノウハウが綴られているものかと思ったが、どうも主人公が自分のやりたいことを見つけるというストーリーの方が中心のようだ。

 主人公は、紫藤結月というダンスに夢中な星桜高校の2年生。彼女はダンス部に所属しているが、その部は実力主義でダンスの上手い人が学年に関係なく、センターで踊れる。ところがある時、次の大会は3年生がセンターで踊るので、1,2年生はバックやサポートを宜しくと言われた。どうもセンターで目立つと大学の推薦や奨学金などで有利になるらしい。対立する3年生と1,2年生。

 それを解決するのが、振り付けを任された結月というわけだ。ストーリーは結月がフィンランドからやってきたというブルーベリーの妖精・ブルブル君に教えを受けるという形で進んでいく。果たして結月は3年生も1,2年生も満足できるような解決策を見つけることができるのか?

 しかし、学力でなくダンスで入学できる大学って本当に大学と言う名に値するのだろうか? 就職にしても体育会系が有利だという事も聞く。私などは、それが大学本来のあり方を歪めているのではないかと思う。素朴な疑問がある。どうして女子(全部とは言わないが)はダンス系が好きな子が多いんだろう。

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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