蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

自分の感受性は、おかしい

2012-06-20 | ブログ

人さまの小説を読むのは、気楽でいい。
ふたつとも、偶然、同じテーマだった。

そこで、思ったのは、読んでいて、感情移入できるかどうか。
主人公も書き手も、自分とは違うタイプだが、すっと感情移入できるものは、
安定感があり、すいすいすらすら、ストレスなく、安心して読める。

清涼飲料水みたいで、目薬みたいで、すっきりさわやか。
カロリーも高くなく、胃もたれもなく負担がない。

そして、もうひとつのタイプは、読んでいて、感情移入できない。
ひとつひとつの文章を意味を理解するのに時間がかかる。
主人公のやっていること、行動、どれひとつとっても、難解。

ふたつとも、設定は、ほとんど似たようなシチュエーションなのに、とても不思議だ。

わたしは、読書嫌いなので、あれこれ考えるのが、面倒で、けっこう、素直なひとなんだと気づいた。

すすすーっと入っていかないと、いちいち活字の意味を考えるのが、じゃまくさくなる。
きっと単細胞なのだろう。

でも、読もうという意欲、気力はあるので、
わかるところだけ、わからない部分をすっ飛ばして、わからない単語がずらずらの英文読解みたいに読む。
すると、さささーっと行は進むのだが、
知っている単語がたくさんでてきて、理解できる部分に到達するところまで行くと、
それまでの飛ばしたところの意味がわからない。
つながらない。
で、また、さかのぼり、もういちど、ほんとうに知っている単語はないのか? ほんとうに、わからないのか?
ちゃんと読んでみる。
前よりは、理解できるようになる。
まるで読解の宿題をこなしているようで、楽しいかというよりは、苦しい。

こんな、わたしのようなイージー脳の持ち主は、ついつい脳が省エネを考えて、難解なものは避けたがる。
読書に適していない、脳みそ値を露呈してしまう。

じゃあ、いっそ、と、ビジュアルに走ってしまう。
(映画だと、てっとりばやい。制作費は、ものすごくかかるけれど。BGMも効果絶大だし。
でも、まったく売れていない地味な映画も、じーんとくるものは、いつまでもこころに残る)

そして、なによりも・・・なによりも・・・

自分の書く小説のひどさったら。
夢も希望もない。あるのは、えげつなさ。(まだ、その展開の続編はアップしてないが)
(そのわりには、つまらない)
おそらく、アタマの中の、感性部分が違うんだろうなあ。

言えることは、いろんな感性があるってことだ。
わたしが、ひとの小説を読んで、いろんなことを感じるように、
ひとも、わたしの小説を読んで、好き嫌いを感じることだろう。
(それ以前に、最初の出だしで、もう読むのを放棄されるだろう)

テーマ、ジャンルにもよるだろうし、
媒体にもよるだろうし、読んだときの状態にもよるだろう。

書くのと、読むのは、違うし、
自分も書く人が読むのと、自分は書かない人が読むのでは違う。

それと、これが、いちばん、かんじんなことなのだが・・・

年齢を重ねて、もともと目は悪いのだが、さらに悪くなって、文字が読みづらい。
薄い色の文字は、特に読みにくくて、目を細めても、ぼんやりかすんでしまう。
ああ、かなしい。
プリンターは、いま、インク切れだし・・・。なさけなや。

早朝から、やり慣れないことをすると、目も悲鳴をあげるのだろうか。


意欲のある、みなさま、
まだまだこれからも、どんどんいける、みなさま、

がんばってください。

 

 

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