昨日、元、仕事仲間だった友人とランチした。
で、よせばいいのに、「わたし、小説、書いてるんよ」と、
言ってしまった。
なにが、小説、だ。
恥ずかしげもなく。
よくまあ、そんなことを言う自分が、恥ずかしい。
彼女が、子育てや、長年奮闘、挑戦し続けている国家試験のことなど、
近況を熱を込めて一気にしゃべり、わたしが聞く一方になったようで、
そのことを気にしてくれた。
気にしてもらっては悪い、と思い、自分のこともしゃべらなければ・・・と、
頑張って、プライベートなことを探した。
でも、社交ダンスのことなんて、きっとおもしろくもなんともないだろう、と思ったし、
そこで、出てきたのが、小説だったのだ・・・が。
後悔した。
あとで、彼女から、小説への(インターネットでの)入り口を問い合わせるメールが入った。
お教えしたが、ああ、あんな小説・・・恥ずかしいよ~~~
穴があったら入りたい気分になった。
第一、まだ、書き始めたばかりで、人に言えるような進み具合でもないのに。
まあ、いいか。
それは、それ。
こんなわたしの小説なんか読みたいと言ってくれた彼女に対して、
余りあるような、嬉しいような、照れるような、期待を裏切るような、そんな複雑な気持ちになった。
(はらはらどきどき、小説の展開で期待を裏切るのなら、たいしたものだけれど、
つまらん、しょうもない展開で期待を裏切りそうだ。
いや、ある意味、ほっとするかも)
まだ書いていない、絶望的・煮詰まり小説をネタにブログを書くわたしって・・・
梅干を目の前に置いて、味を想像しながら、ごっくん、すっぱそうな顔をして、ごはんを食べているようなもの?
隣家から立ち込める、スキヤキのニオイで、ごはんを食べているようなもの?
仕入れもせずに、売る物もないのにキャッチセールスをする、こんな商売は、あきません。
自分で自分の首を締めるのは、わたしの得意技。
そのうち、窒息する日も近い。