往年の4本スポークデザインを鍛造ビレット総削り出しにて製作したホイール、
RS209バージョンA、遂に残り1setとなりました。
先日製造メーカーのTan-Ei-Sha(鍛栄舎)の担当の方に確認した所開発スタートした
頃とは状況は変わってきているようで鍛造元原材料の価格も3年前と比べるとかなり値上がり
したようでおまけに製造ロットもMT-DRACOのような特殊切削加工に対応する為には現状の
倍以上のロット生産が必要との事・・・
5軸旋盤での加工費も通常ホイールの4~5倍手間暇掛かるので中々厳しい状況のようです。
更に追い打ち?! が掛かっているのが仕上げ行程でして・・・
ポリッシュ加工の後にクリア塗装2コートそして極めつけは塗装ではなく硬質アルマイト加工してますので
通常の紛体塗装仕様と比べると約10倍以上の手間暇&コストが掛かってます(汗
多分?! 今後は仕様変更も視野に入れる必要があるかもしれません。
因みに、タイヤ館さんにてタイヤ組み込み前にホイール単体でのホイールバランスをチェックしてみると・・・
縦・横の振れは何と 0% の表示でした。
通常はホイール単体での振れは数パーセントあるそうで鋳造ホイールですと中には20%以上 20~30グラムの
ウエイトが必要な場合もあるそうです。
もっともバルブ装着&タイヤ組み込み後は4グラムのバランスウエイトが必要でしたが・・
MT-DRACOが考える理想のホイールは単に軽さを追求するのではなく重要なポイントは
高精度の真円度と横方向の剛性。
特に横方向の捻じれに関してはPCD98ではなく敢えてより厳しいPCD100を基準に耐久テストを
行いました(お陰様で?! この耐久テストだけでも何セットも試作ホイールを製作しましたが・・・)
FIAT500 & ABARTH500 専用設計アルミ鍛造ビレット総削り出しホイール、
RS209 バージョンA LAST ONE! ¥420,000(税込)/4本
ふとっ、独り言・・・ おんなじ仕様では2度と作れないかも ・・・
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