都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

デフレで一体何が問題か:この前までインフレでスタグフレーションと言っていたのは

2009-11-22 07:55:37 | マクロ経済

 マスコミの報道には呆れる。デフレスパイラルの懸念をあおっている。白川総裁の発言の通り「需要減退」がデフレの原因だ。コストプッシュ・インフレの反対である、去年は原料高とかでパンもうどんも値上がったのを忘れたのか。(そういえば大阪の老舗のきつねうどんは700円を超えてしまった)モノの価格低下(輸入品など)ではない。需要がないから、売上のためにパイを奪わんがため「価格競争」に陥っている。そのため価格低下が起こっている。昨年、輸入超過(Nxがマイナス)になったのは、先物で原料価格は下がらないが、輸出は円高で落ち込んだときもメディアは騒いだが(当然だが)輸出超過になった。メディアで「短期」の需要減少を騒ぎすぎ、心理を冷やすのはやめたほうが良い。<o:p></o:p>

需要増加の懸念はエコポイントという、政府支出による消費プロモーションだ。これは毒で自動車業界の割引継続を求めているが、止めたときのショック(需要先食い)が大きいのと、いまや自動車はエコでもないので補助の継続は、日本の将来のGMを増やすだけではないのか。むしろ、電気自動車開発の補助金や低利貸付、研究開発費の税額控除が良いだろう。<o:p></o:p>

今やるなら、例えばだが、安い地価と安い建設費と低い「固定金利」での住宅取得促進や、住宅取得にかかわる贈与税の軽減がある。また、お金はあるところにはある(格差の拡大)ので、現在20%の預金の分離課税を時限的に高くする(100%もありだ、一時流行ったクルーグマンのマイナス金利よりずいぶん良い)のも消費増加と株価上昇と税収増になるだろう。<o:p></o:p>

民主党どうする?<o:p></o:p>

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