都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

心斎橋大丸北館はどうなる

2009-11-18 22:21:18 | 都市開発

自ら「ハイブリッドな百貨店」というとはなかなかいえないものだ。テナント・ビルのようで大丸の社員がいなくて運営コスト低いというならデパートのような(またはデパートが横にある)ショッピング・センター(SC)か。向かいのOPAやアメリカ村のBig Stepとの競合となろう。<o:p></o:p>

ターゲットは30歳の女性 「若者のけもの道」がテーマという。心斎橋筋にそんなに若い女性が多いのかと訝る。若い客層を取り込もうというのは分かるが、離反するかもしれない客層もある。心斎橋は地下が入口と考えたのだろう。地下1,2階の20歳前後ターゲットとした「うふふガールズ」が目玉のようだ。ネーミングからして「うふふ」とはなになのか。デッチー君(かわいい大丸のマスコット)の微笑みだろうか。「ガールズ」で20代前半とは。地下の食料品を止めて、若者向けにした事例は京都阪急にあるが、あまり良いものではない。<o:p></o:p>

街の特性では地下街のキタに対して「歩ける」心斎橋・難波の優位性がある。アメリカ村、御堂筋のブランド・ショップとの相乗効果を狙うのが順当であろう。地下からの囲い込みは逆に蛸壺化を招くのではないか。<o:p></o:p>

地下の活用ならFilene's Basement ( http://www.filenesbasement.com/  ボストン都心デパート地下の名物バーゲン会場がチェーン化) が有名だが、日本ならむしろ上層階の催事エリアが良いかもしれない。いっそ開き直って、全国のJフロントのバーゲン会場としても面白いかも知れない。お手並み拝見だ。<o:p></o:p>

 ショッピング・センターの出店も頭打ちだ。自動車離れなら当然だろう。都心の活性化と団塊世代に対してデパートに有利な条件は見出せるのだが。<o:p></o:p>

コメント
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