都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

心が寒くなる、お鍋を食べた

2009-11-25 20:33:34 | 食べ歩き

 昔の京都大学の経済学者の河上肇の著作に「人間は人情を食べる動物である。」(河上肇著作集 自叙伝 第5巻 岩波)とあるご飯も充分でないのころ、毎日郵便を出す折、川辺の川魚の天ぷらを隠れるように食べたが、その美味しさをくれた状況に逆に感謝したというお話しを学生時代に読んだ。<o:p></o:p>

 新規開拓に中央市場近くの鍋物屋にお邪魔した。席に着くと、お品書きが、ちゃんこ、うどん、各種の定食などが入口に書いてある。(すべて650円)女将と若女将がいらっしゃいましたが、たまたま女将にちゃんこの内容を聞くと、「ちゃんこはちゃんこや」との返事。では、うどんはと聞くと「うどんが入っている」とのつれない返事。ちゃんこをお願いする。ちゃんこは生姜の利いた大きなつみれが3個入ったもの。どうやら煮込んだものに白菜を足して出しているようだ。小さなお鍋で出てくる。お供は若布の酢の物と白菜の塩漬け。ご飯はぱさぱさしています。(雑炊にするといいのかも知れない)残念なのは、豚肉薄切りが重ねた方向にくっついて臭みがある。ゆっくりほぐすほうが美味しいのに残念だ。お汁は旨味と粘りがあるが、味噌の風味が感じられないので、卓上の七味と一味を相当入れると美味しい。味わいは大阪の古潭ラーメンのお汁のようだ。ご飯がなくなったので、お替りを女将にお願いすると、「自分でやるんや」といわれた。どこですかというと奥のジャーを「指差し」でお教え頂いた。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

 「人間は人情を食べる動物である。」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする