先月に続き桂離宮は雨。雨はしっとりして石の表情や水面の景色、紅葉の色合いの落ち着きもあり良い。先月の桂離宮のセミナーもあり、ちょっと詳しくなったようでより楽しい。しかし雨で寒いし、傘は面倒だ。写真が片手になり撮りにくい。しっとりとして、紅葉もありなんとも良い。足元は注意。特に、雨の雫の滴る風情はたまらない。月波楼の欄干の竹から落ちそうになる雫ははっとする。<o:p></o:p>
今回はお若い案内の方でスピーカー使用。笑意軒にある浮月の蹲踞を使う実演が目を見張る楽しさ。なかなかやるなあ。踏石と蹲踞の位置関係、体勢が分り面白い。しかし、古書院の月見台が当時、中秋名月の月の出方向というのは異論もありご披露は如何か。月波楼が月を愛で、月見台は鴨川の「床」の元祖ではないか。<o:p></o:p>
今回は修学院離宮がとれなかったため、お昼は錦の尾張屋で「朝蕎麦」(500円)できのこご飯とかけ蕎麦を堪能。丁度良い。ぶらぶら錦を歩くと鰻の のと与 で八幡巻の切り落としを525円(8切れ)がある。早速買いました。色々、串もの(天ぷら、焼き物)や揚げ物があり、コロッケ30円に引かれるが自重、観光客のお買い上げが多い。錦市場はボストンのファニュイル・ホール・マーケット・プレイスみたいだ。ベン・トンプソンを思い出すなあ。<o:p></o:p>
帰って、濡れた体をシャワーでさっぱり。先日の絵を仕上げてほっと一息。いそいそと鰻を用意して、ウオッカ・ソーダで楽しむ。たれをかけると濃い味で、牛蒡と鰻を分けて食べても美味しい。長文屋の山椒を盛大にかける。鰻は好きな尾の端が多く、旨味と柔らかさがたまらない。今度、また、買ってこよう。<o:p></o:p>
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雨の寒い晩秋、明日は平野屋の豆腐で一杯かな<o:p></o:p>
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