ルミネ(朝日新聞所有部分、西武百貨店の後継)は3,400坪ほど、阪急メンズ館は3,300坪ほどとあわせてもフル・ラインのデパートは難しい。しかも水平区画(アトリウム部分)で、片側370坪くらいの売り場面積と小さい。両側で回遊できる売場なら楽しいのだが、ルミネと阪急(西武百貨店の進出後に東宝所有部分に決定したようだ)で区分されているのは残念だ。ルミネ2は別館でセレクト・ショップが入居している。<o:p></o:p>
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マリオンは東宝・朝日・松竹(開発中はTASビルといったようだ)の区分所有で、上部にシネコンが入るため、階段(Wスパイラル)、水平・垂直防火区画の特認など革新的で、しかも歩行者道路の付け替えまでした竹中工務店の記念碑的企画・設計だ。しかし、その革新が裏目に出て、狭いワンフロアと区分したデパートの同居を招いたのは気の毒としか言えない。<o:p></o:p>
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ルミネは各階でこじんまりとまとまっている。女性が多い。阪急メンズ館は珍しい構成で、しかも12時開店という男性ターゲットが明確だ。商業施設として将来は良く分からない。<o:p></o:p>
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有楽町はイトシアなどの再開発も進み、有楽町駅下のガードも歩行者空間になり、BICカメラや丸の内方面との連絡が良くなった。また、地下広場もできて銀座への動線も良くなったかと思ったら複雑で、梅田の地下街以上にややこしい。銀座線から日比谷線への連絡通路が分りにくいので更に面倒だ。<o:p></o:p>
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「銀座」マリオンにならなかったのは、銀座と有楽町の区分が外堀通だかららしい。有楽町が銀座と仲通の架け橋となるのに惜しいなと感じる<o:p></o:p>
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