堀川通は第二次世界大戦末期に防火帯として建物移転の上、整備された(建物疎開 https://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/76/666/76_666_1509/_pdf )。その後、西側に鉄筋3階建ての堀川団地が整備された( https://kyoto-juko.jp/horikawa/html/page1.html https://www.horikawa-shotengai.com/%E7%89%A9%E8%AA%9E )
バブルの頃には古びた団地だと思ったくらいだから、それより30年経ち再生の動きがある。この堀川新文化ビルヂング( https://horikawa-shinbunkabldg.jp/ )は堀川団地再生事業の公募型プロポーザル( http://www.pref.kyoto.jp/jutaku/documents/horikawavision.pdf )の結果、「京都府が実施した堀川団地再生事業の公募型プロポーザルにおいて、2017年4月に(株)大垣書店が事業受託者の選定を受け」、借地の上で、建物建設と運営を行うスキーム( https://www.constnews.com/?p=33539 )で開業となった。なお、南側の堀川団地についても整備の上テナント募集がなされ今時のテナントが入り、旧来のお店と混在しながら商店街として変貌している。
堀川新文化ビルヂングは2階建て、1階は大垣書店とカフェ。一乗寺の恵文社( https://www.keibunsha-books.com/ )程の趣味性がないが明るい本屋で良い。このあたりには本屋がないから貴重だ。2階はギャラリー、誰もいなかった。駐輪場もあり便利だ。但し、公共交通機関はバス頼みだ。
西陣は路地や長屋も多く歩くか自転車で楽しめる街だ。このビルを拠点に観光が進むと良いと思う。織成舘( https://orinasukan.com/ )や千本釈迦堂、北野天満宮まで観光マップ( http://www.kyotokanko.co.jp/kyoto/nishijin/map.html )でも「穴場観光」として街の発展と観光客の分散が図れると思う。桜の名所なども多く、近くの美齢や福住など中華もうまい。
不便を逆手に取って、丸太町から北野白梅町まで歩いて楽しめるコースの用意とデジタル案内があると人気になると思う。このビルで一休みできると良い。
流通の下京は人で一杯、生産の上京・西陣に光をあててはどうかと願う