千本から北野商店街( http://kyotokitano.com/ )を上がり、妖怪ストリート( http://kyoto-taisyogun.com/ )の入口北にある古い長屋に店はある。20年位前を通っていたが12時開店のためずっと閉店だと思っていた。
近くの長文屋に七味などを買いに出かけた折、12時に入ると、先客にシルバーのご夫婦が。中はテーブル2脚、カウンター2席と狭い。おじさん一人で切盛り。カウンターあたりにナショナル・ジオグラフィクスや京都案内本など積まれ親戚のおじいさんの居間みたいな感じだ。カスターもあまりきれいではない。
中華そば(660円)と餃子(8個 390円)にする。水は右奥のサーバーにコップもあり自分で入れる。
餃子を包み鉄板で焼く、焼き上がりが早い。卓上の酢と醤油(辣油はない)で食べる。皮が薄くしなやか、野菜が細かく、ニラとニンニクが効いてうまい。京都の餃子のなかでの白眉というべきものだ、驚いた。
中華そばは、古典的な澄んだスープはあっさり、胡椒がかかっている葱とモヤシがしゃきしゃき、モモのチャーシュー2枚は固いが味わいがある。メンマもくきくきと味がある。
麵はしなやかで粉のうま味があるが柔らかめで京都らしい。何故か卓上には胡椒はない。一味などはあるが。
常連のお店で観光客向けではない。常連には味噌ラーメンや焼きそばも人気だった、餃子はまた食べたい