朝食ブッフェは、中華、和食、洋食、中華。ルーロー飯、唐辛子、メンマなどと烏龍茶、次に軽くおかゆで中華風、最後はちょっと和食で納豆と海苔。ヨーグルトがおいしい。パイナップル・ケーキに愚妻が喜ぶ。最後は果物と薄目のエスプレッソで満腹。
おまけの一日ツアー。8:20からバスに乗り、行天宮、大山茶藝(お茶の試飲と販売で89歳の店主が解説、販売)、中正紀念堂(蒋介石)、国家民芸品店、お昼は春梅子、慈和堂の足つぼマッサージと漢方薬のお薦め、忠烈祠の衛兵交代、故宮博物院に巡り帰ると16:30疲れた。40分位の感覚で移動、日本式観光で愚妻も「台北はこれでいいわ」という忙しさ。卒業旅行の大学生や海外経験旅行の高校生が多い。
行天宮では厄払い。投げる方式のお御籤で、愚妻とともに「願いがかなう」になり喜びあう。
大山茶藝は能書きありの試飲と販売で、昔の日本にあった観光地の民芸館の実演販売みたい。強引な感じがあった。お茶でも半発酵の烏龍茶と再発酵のプーアール茶についての製法の解説もなく、メンマや蜂蜜漬けの蓮の実など脈絡がない。
中正紀念堂( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%AD%A3%E7%B4%80%E5%BF%B5%E5%A0%82 )は中国に向かい西向き。コンサート・ホールと劇場がある。建物はRCで粗いディティール。南側の池が面白い。鯉の餌の自動販売機が気に入る。塀には多様な窓で楽しい。総督府( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E7%B7%8F%E7%9D%A3%E5%BA%9C )は設計が近藤十郎( http://www.setsunan.ac.jp/~iwama/album-taiwan.htm )でバルコニー付きの東京駅にタワーといった趣。辰野金吾の系列。
この後、民芸品店は飽きた。民芸品の水晶みたいなもの、パイナップル・ケーキとか。高いのか若い方がなにも買わない。
慈和堂では愚妻の乗り気にあわせて体験。足マッサージの前に「お酒飲んでいるね」とコールド&ホット・リーディングで肝臓の坪を強く抑えて「やはり肝臓が悪い」で、対象の漢方薬を売りに来る。これも、体験商法でしかも動けないからたまらない。なお、足はあまり軽くならなかった。筋肉疲労はとれないが、タイの空港でのタイ式マッサージをアジャコングみたいな女性に乗られたのよりましだった。これで2,800円位は高い。
忠烈祠は英霊を祭る。( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E9%9D%A9%E5%91%BD%E5%BF%A0%E7%83%88%E7%A5%A0 )建物はコンクリートだが三手先( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%84%E7%89%A9 )。衛兵には、軍の存在を感じた。1時間ごとの交代も儀式的。動作や作法に意味があるのだろうがわからない。
故宮博物院は有名な白菜を見て満足。意外と小さいのと展示が少ない。有名な東坡肉は別館の南院にあるとのこと。象牙の球に関心。プランと動線が不明解。時代と用具の変遷の表は面白い。イヤホンで、解説者とともにグループが多い。大英帝国博物館やメットに展示は全く及ばない。面白いのはリュック禁止、混雑の中で動き回るとリュックがあたり事故が起きたからという。電車でもぜひ禁止にしてもらいたいものだ。
お昼の春梅子は小籠包、玉子焼き(卵白アレルギーでパス)、麻婆豆腐、キャベツ炒め、野菜炒め、牡蠣のオイスター炒め、魚団子の清湯。味は濃いめで台湾ビールがうまい。おかげでお腹がいっぱい。
夜は、腹ごなしに雨のなか、士林夜市に地下鉄で4駅、20台湾ドルは80円相当と安い。吃驚したのは列車が右側通行で間違って反対のホームを選びがち。電車は川重製できれい、運行はあまりスムースではない。ホーム・ドアも完備。
劍潭駅から、すぐに台北最大規模の士林の夜市、但し雨。裏通りの原上海生煎包で焼きまんじゅうを20台湾ドルで買いホット・ソースをかける。熱くて、肉とキャベツの餡と薄い皮、ソースがうまい。市場は愚妻によると「アメ横」で物販と飲食混在の迷路状。傑作はダイソーもどきの「メイソウ」ご丁寧にロゴは赤いユニクロ風で大笑い。士林美食街はボストンのファネイル・ホール・マーケット・プレイスを縁日にしたような士林市場の地下1階。食堂、鉄板焼きなど色々あるが、混み具合が両極端で混んでいるか、がらがらか。呼び込みがすごく、日本語のメニュー片手に突進してきて「小籠包!!!!!」なかなか商売気が前に出ておりこわい。この夜市での屋台は片側屋台か常設店舗が多い。
疲れて、今度は三越地下の鼎泰豊に、20分待つ。台湾ビール、小籠包5個、紅焼牛肉麺(筋と肉)、酸辣湯(辣油 中)、粽(1つを半分に)で3千円ほど。行き届いたサービスと活気のある若い女性。烏龍茶は大山茶藝より美味しいと思った。ポットも布で包み配慮がある。愚妻が飲む飲む。
小籠包は軽くて良い、1:3の醤油と酢と生姜が良い。銀座や渋谷にあった羽衣と同じ。お味は軽くて、衣がしっかり、敷いてあるのは布。
紅焼牛肉麺(筋と肉)はあっさりめ。麺が太目でうまい。スープは薄味で控えめだが安定、筋はなんとも言えない柔らかさ。肉はしっかりしたお味。
酸辣湯は白眉、辣油をかき混ぜる。あっさりだが語りかけるお味で、木耳と固豆腐の繊切が面白い。菊の実はなかった、あれはアメリカのHot & Sour Soup だけなのか。
親切に切ってもらった粽で仕上げ。中の豚肉は脂が抜け鶏肉のような食感。脂がもち米にうつっているのか、香ばしい醤油のお味。
なんともうまい、やすい、感じがよいが急がされる
夜はホテルでゆったり
バスのツアー・ガイドによると、台湾の女性は化粧しない、料理しない、働くとのこと。マンションの値上がりは高く、300万円/坪が当たり前で、普通で1億円。しかし、給与は日本の半分で生活が大変だという。台湾料理は蒋介石の関連で小籠包など上海料理の影響があり移入された。麻辣などの強烈な味よりも、夏の高温多湿に対応しあっさり目が多い→確かにすべて薄目を感じた。
朝食も買ってきてオフィスで食べる。匂い問題もあるがお構いなし。人気はサンドイッチ(三明治)で、そのため台北はコンビニ密度が高いそうだ、確かに街角どこにでもある。お昼は30分の昼寝時間を含め1時間半だそうだ。
なお、ツアー会社(ナルワント)の社長が八田與一の農業水利の顕彰に熱心とのこと( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E7%94%B0%E8%88%87%E4%B8%80 )で東大。琵琶湖疎水の田辺朔郎( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E8%BE%BA%E6%9C%94%E9%83%8E )の25年後の生まれだ。
雨の中、歩き疲れた