今回の鵜島での作業場は村上水軍のお城があった能島を眼前にした荒神の瀬戸。
海岸を作業場にするときはなるべく干潮を選ぶ。
13時前に着き18時の干底までに余裕があり念願の鵜島カフェによることができた。
全島民27人も海賊の末裔。
私たちが飲み終えたころ財布だけを持った年配の女性がやってきてジュースを注文した。
しばらくすると同じ年頃の女性が来てホットコーヒーを注文する。
”ここのコーヒーを飲んだら家では飲めん”と言っていた。
5月3日に開店してもう固定客がついたようだ。
畑仕事の合間に来て元気が出たからと又畑仕事に戻っていくお客様もいるとか。
店内は野の花や可愛い小物が飾られ今まで通っていた時の鵜島では考えられない空間になっている。
”やっぱしいくつになっても女の人はきれいな空間が好きなんだ”ときんかんが言っていた。
急な坂道を降り、荒神の瀬戸へ着いたのは2:30分ごろ。
着くなり”狼煙”ができてしまった。
後ろの島が能島だ。
素材は荒神の瀬戸の片隅に打ち上げられていた流木で元を止めている岩は誰かが防波堤のように築いたものだ。
その防波堤の下に砂浜ができ始めると左側に磯が出現し、急流をはさんで能島がまじかに見える場所まで行ける。
点在する島の見晴らしのいい場所に作った見張り台より届く”狼煙”の合図で海賊たちは行動を起こしたことだろう。
”狼煙”ができたときにはもう次の作品のイメージができていた。
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